こんにちは、メンズファッションブロガーのMです。今ワタクシは跳ね上げ式のサングラスがほしいと思っています。なぜワタクシは“跳ね上げ式”のサングラスが欲しいのか。
メンズファッションブロガーにして近眼歴35年のワタクシが、いま最も注目しているのが“跳ね上げ式”のサングラス(Flip up Sunglasses)。
と聞いてもピンとこない方のために簡単に説明しますと、水面の反射などを押さえる偏光サングラスなどを採用した跳ね上げタイプのクリップオンが付いたメガネで、サングラス部分は片手で上げ下げができ、また取り外しも簡単にできます。つまり一本で、通常のメガネとサングラスの二役をこなしてくれる超便利なアイテムです。
ここ数年はOLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ)がSoloistやMAISON KITSUNEとコラボ展開したことでファッションアイテムとして注目されていますが、その機能性の高さからも目が離せません。
通常サングラスでの問題
われわれ近眼族にとって、通常サングラスと言えば“度付きのカラーレンズを使用したメガネ”を指すのですが、これを着用していて最も困るのが暗い空間に足を踏み入れた時。映画館や地下にあるバーなどに入った途端、目の前が真っ暗になり、ほぼ何も見えなくなります。車を運転していてトンネルに入った瞬間などはとても危険。
視力に問題が無い方であればサングラスを外せば問題は解決するのですが、われわれ近眼族がそれをやったら単なる「目が悪い人」。やっぱり何も見えないので、仕方なくいつも使用しているメガネにかけかえなくてはいけません。これが非常に不便だし面倒くさい。車を運転していたらこんなことをやっているヒマはありませんよね。
それにとてもカッコ悪い。その点、“跳ね上げ式”のサングラスであれば、トンネルに入って暗くなったらサッとサングラスを跳ね上げるだけ。またトンネルから出たらサッと戻せばいい。いちいちメガネにかけかえる必要はないので、ラクだしスマートですよね。
コストパフォーマンスの良い跳ね上げ式
もうひとつ嬉しい点がコストパフォーマンス。先述したように近眼族にとってのサングラス=「カラーレンズを使ったメガネ」なのですが、これだと通常のメガネと別にもう一本作らなくてはいけません。
そして外出時などは常に2本を持ち歩く必要があります。非常に勿体ないですし面倒くさい。“跳ね上げ式”のサングラスであれば一本作ればいいのでコスト的に助かりますし、着用しているメガネと別にもう一本持ち歩く必要がないのはとっても便利です。
と、あれやこれやと跳ね上げ式サングラスについてボヤいているワタクシが、いま一番気になっているが『ジョンレノン(John Lennon)』というブランドの一本(JL1019-2)。
ジョンレノン(John Lennon) JL1019-2
同ブランドでは、1960年代に世界的人気を得たスーパーグループ、ザ・ビートルズ(The Beatles)のリーダーであり、世界的にも有名なメガネコレクターであったジョン・レノン氏のコレクションを再現したオノ・ヨーコ公認のフレームコレクションを展開。
ラウンドタイプのサングラスやウェリントン、ブロータイプのフレーム、あるいは細身のアンティークテイストなメガネなど、60年代を彷彿とさせるレトロなデザインを得意としていますが、JL1019-2のデザインはまさにレトロそのもの。
「ジョンのメガネと言えばコレ」という人が恐らく最も多いラウンドタイプで、ブリッジ部分に歪みを効かせるなど、レトロ感満載な一本。
先述のOLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ)が、先鋭的なファッションブランドとのコラボレーションでレトロ感漂うデザインのメガネを展開していることからもわかる通り、こうした50年代~70年代のテイスト溢れるデザインのメガネが、今もっとも旬なのかもしれませんね。
ワタクシならこの夏、オープンカラーのシャツにリネンパンツ、足元にはウィングチップの靴に手元にダレスバッグという“昭和感”丸出しのスタイルにこの跳ね上げ式のサングラスを合わせて、とことんレトロ・モダンを楽しみたいと思います。
どちらかというとこれまでは「よく言えばレトロ、悪く言うと時代遅れ」という認識が強かった “跳ね上げ式”のサングラスですが、ファッションアイテムとして認知され、街中で使用しても違和感がなくなってきたことは、ワタクシのようなファッション好きの近眼族にとって福音になるでは?と注目しています。
「M」- メンズファッションブロガー。1965年生まれ。中古レコード店、新聞社、出版社、電機メーカー勤務などを経て45歳の時に独立。現在は月に3万5千人が訪れるブログ『Mのブツ欲日記』を運営。メガネ歴35年以上のベテランでもある。最近はブログ執筆の傍ら、株式会社三越 伊勢丹が運営する伊勢丹新宿店や、アマゾンジャパン株式会社が運営する通販サイトAmazon.co.jp とコラボレーションしてドレスシューズを製造販売するなど、ファッションアイテムの企画も手がけている。