丸メガネの魅力と、共鳴する小物たち〜バッグ編〜(後編)

こんにちは、メンズファッションブロガーのMです。さて皆さんはメガネとその他の小物とのバランスについて、普段どれくらい気を使われているでしょうか?

たとえば柔らかい色合いのフレームのメガネをかけている時は、派手な色やエッジの効いた小物を使わず、なるべく同じようなトーン・雰囲気のアイテムを使うなど、それぞれが共鳴・協調しあうようにすれば全体的にとてもバランスがとれて、結果、お洒落に見えます。

ということで今回も、前回に引き続き、最近ワタクシがハマっている丸メガネに合う小物たちを、私物を題材にご紹介したいと思います。「後編」となる今回は「バッグ」です。

目次

クラシックなフォルムに内在する“今”

まずはこちらの『Sandast』というブランドのブリーフケース。「そんなブランド、聞いたことがない」という方、ご名答。こちらは日本での本格的な小売展開がまだ決まっていない(WEBサイトでは購入可能)、事実上、日本未上陸のブランド。

しかしながら生まれた地の米国ロサンゼルスでは、既にジョニー・デップやピアース・ブロスナン、ケイティ・ペリーといったセレブたちがプライベートでオーダーを入れているという人気ぶり。日本での展開が本格的に決まれば、アッという間に人気に火が付くこと間違い無しのブランドです。

ワタクシが丸メガネに合わせるためにこのバッグを購入したポイントは、そのクラシックなルックスと“リアルに使える”点。

写真を見ていただくとわかると思いますが、革の加工から縫製まで一つ一つ完全なるハンドメイドに仕立てられ、非常に味わいのある雰囲気を漂わせていますよね。丸メガネのクラシックな感じととても共鳴しあうのですが、これが使い勝手の悪いバッグだったら単なるコスプレ。

しかしこの『Sandast』のバッグは、強靭かつオイルをたっぷり染み込ませた革を使用しているので、多少の雨や傷ならまったく問題ナシ。それどころか傷や汚れも見事に“味”に昇華してくれるところが嬉しい。ゲリラ豪雨も気にせずガンガン使えますね。

またこのバッグ、実は3Wayになっていて、手提げ以外にも肩掛けや、リュックのように背負って使うことも可能。このあたりも“リアルに使える”所似です。(その他の詳細についてはこちらのブログ記事をご覧ください)。

コードヴァンの靴と合わせたいバッグ

次のバッグはこちら。ワタクシがある職人にオーダーして作ってもらったダレスバッグです。ダレスバッグとはマチの広い口金式のブリーフケースの総称で、日米安全保障条約の生みの親と呼ばれる、アメリカのダレス特使が愛用していたのを見た日本のカバン屋さんが、自社製品に愛称をつけたのがその始まりと言われています。

アメリカではお医者さんが使うことが多いことから「ドクターズバッグ」、あるいは弁護士が使う「ローヤーズバッグ」とも呼ばれています。

こちらも先に紹介したSandastのバッグ同様、非常にクラシックな佇まいですよね。メガネフレームのデミ柄(べっ甲柄)との色合わせを意識して選んだのですが、特徴的なのは使用している革。「前編」でヴィンテージ靴をご紹介しましたが、それと同じ“コードヴァン”という革を使用しています。ちなみにメガネのフレームのゴールドと、バッグの錠前の色合いを合わせていることは言うまでもありません(笑)。

こちらのブログ記事にあるように、まだ新品なのに30年以上のキャリアを誇る靴に引けを取らない風格がたまりませんね。余談ですがバッグと靴は色だけでなく、このように材質まで合わせると全体的に統一感が出て、さらにお洒落に見えますね。

さて「前編」「後編」を通し、ワタクシの私物を題材にして「丸メガネに合う小物たち」をご紹介してきましたが如何でしたでしょうか?いずれのアイテムにも共通するのは、丸メガネ同様、個性的でありながら、それぞれが持つ雰囲気や色合いなどを合わせれば、互いに大声で主張しあうことなくとてもバランスが良くなること。ということで出来ればこのまま調子に乗って、次は「洋服編」を掲載してみたいですが駄目ですか?(笑)。


M
メンズファッションブロガー。1965年生まれ。中古レコード店、新聞社、出版社、電機メーカー勤務などを経て45歳の時に独立。現在は月に3万5千人が訪れるブログ『Mのブツ欲日記』を運営。メガネ歴35年以上のベテランでもある。最近はブログ執筆の傍ら、株式会社三越 伊勢丹が運営する伊勢丹新宿店や、アマゾンジャパン株式会社が運営する通販サイトAmazon.co.jp とコラボレーションしてドレスシューズを製造販売するなど、ファッションアイテムの企画も手がけている。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次