あなたに合う老眼鏡は?老眼鏡の選び方を解説します。

あなたに合う老眼鏡は?老眼鏡の選び方を解説します。

老眼鏡作成時には、まず度数測定、用途の設定などが大切です。
今回は、度数測定の方法や年代別の度数目安、おすすめのフレームなどを紹介し、老眼鏡作成に役立つ記事としてまとめています。

目次

老眼鏡作成時にはまず度数測定から!

老眼鏡作成時にはまず度数測定から!


老眼鏡の作成時に、まず知っておくべきことは自分の度数です。
この度数によって作成できるメガネのタイプや、必要な調整具合が変わってきます。
度数を測ることを専門用語で「検眼」と呼び、この検眼には2つの方法があります。
ひとつは他覚式検眼でもうひとつは自覚式検眼です。
このうち、他覚式検眼は近視、乱視、遠視を測る際に使われる検眼方式で、老眼の度数調査に使われることは少ないでしょう。

老眼の度数測定で主に使用されるのは、自覚式検眼。
その方法は、大きい文字から小さい文字までの表を眺め、弱い度数のレンズから適用していくことで最適な度数を探しあてるというものです。
ただし、ひとつ注意点があります。
それは左右の目で度数の差が大きい場合、左右それぞれでレンズの調整が必要になるということ。
差が大きいままそれぞれの目だけの度数で老眼鏡を作成してしまうと、頭痛などの原因になることがあります。

これを防止するため、左右の度数の差を小さくするような調整が必要になるでしょう。
この辺りは眼科医でしっかりと調整してもらうことをおすすめします。
また、老眼鏡をどういった目的に使用するかで、度数調整も変わってくるもの。
例えば「家事をするときに不便だから老眼鏡を作りたい」と伝えれば、主に近距離と中距離の度数調整が重要になるでしょう。

年齢別の度数目安をまとめてみました

年齢別の度数目安をまとめてみました

ここで年齢別の度数をまとめてみます。
度数は近点距離から割り出すもので、像が最も遠くではっきり見えるポイントが近点距離です。
簡単な測定方法としては、片目をふさいで人差し指をたて、その指を徐々に遠ざけていくものがあります。
指が関節のシワまではっきり見える限界の距離が、近点距離です。

度数は、この近点距離を使い「100÷近点距離(cm)」もしくは「1÷近点距離×100」で算出します。
この方法で算出された数を調節力(D)と呼び、実際に老眼鏡を作るときの基礎となるのです。
老眼鏡などを作る場合の度数とは、実際に必要な調節力から、自分の調節力を差し引くことで求められる数字です。
例えば、読書距離は通常約30cm程度。必要な調節力(D)は100÷30cm=約3(D)です。
しかし自分の調節力が2Dの場合、差し引き1Dが老眼鏡に必要な度数となります。

年齢別に度数の目安を具体化すると、以下のようになりますので、老眼鏡作成時の参考にしてみてください。


40から45歳は+1.0(D)
45から50歳は+1.5(D)
50から55歳は+2.0(D)
55から60歳は+2.5(D)
60から65歳は+3.0(D)
65から70歳は+3.5(D)
70から75歳は+4.0(D)
75歳以上は+4.5(D)


年齢が上がるにしたがって調整力が衰える傾向にあり、それと比例して度数の目安もあがっていることがわかります。
では調整力の衰えとはどのような仕組みで起こるのでしょうか?

そもそもなぜ老眼になるの?老眼になる仕組み解説

そもそもなぜ老眼になるの?老眼になる仕組み解説


老眼という言葉はごく一般的に使われているものの、その仕組みについて理解している方は少ないのではないでしょうか。
老眼は目の調整力が衰えることによって発生します。
では、調整力の衰えとは具体的にどういう現象によって引き起こされるのでしょう。
老眼は、大きく2つの原因から引き起こされます。
ひとつは目の中にある筋肉「毛様筋」の衰えです。

毛様筋は、目の中にある水晶体というレンズを引き絞ったり広げたりする「ズームイン・ズームアウト」に近い働きをしています。
この筋肉が衰えると、像にピントを合わせることが難しくなり、歪みやぼやけが発生するのです。
もうひとつの原因は、レンズの働きをする「水晶体」自体に弾力がなくなることです。
水晶体はそもそも弾力性に富んだレンズのようなもので、その弾力性が広がったり縮んだりといった動きを可能にしています。
水晶体から弾力が失われてしまうと、いくら毛様筋で調節したとしてもピントが合わず、老眼の原因となるのです。
 

老眼鏡は用途やシーンに応じた選び方が大切!

老眼鏡は用途やシーンに応じた選び方が大切!


老眼鏡にはいくつかの種類があり、用途やシーンに応じた選び方を知っておくことが大切です。
主流となっている老眼鏡には、「遠近両用メガネ」「中近両用メガネ」があります。
どちらも遠・中・近距離に対応したメガネですが、遠近両用メガネは遠くを見通しやすく、中近両用メガネは中距離が見やすくなるもの。
遠近両用メガネはアウトドアや外出、映画館での映画鑑賞、運転などに適しているでしょう。

一方、中近両用メガネは屋内での作業、家事、テレビ鑑賞などで威力を発揮します。
自分がどのような生活スタイルで、どういう場合にメガネが必要なのかを考えながら、それに合った選び方をしていくことが重要です。

老眼鏡は人生後半のパートナー!

誰にでも老いや衰えがやってくるもの。老眼鏡は人生の後半をサポートしてくれる大切なアイテムです。
しっかりと度数調整をしながら、自分の生活に適した老眼鏡を作成しましょう。
また、デザインにこだわりたい方は、国内外のブランドフレームを中心に探してみることをおすすめします。

メガネを作る前に、あなたの眼の年齢を測定してみませんか?

メガネのオーマイグラスでは、眼の年齢に合わせた画期的なメガネ提案を行っています。自分の目の年齢(眼齢)を知って、適切なメガネを作ることができると評判です。

あなたの生活スタイルやメガネの使用シーンをヒアリングさせていただき、最もストレスのかからないメガネレンズをご提案します。

診断は無料で予約受付中です。まずはお気軽にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次