「あらゆる状況下においてどのように眼を守るか?」創業以来続くOakley(オークリー)の精神

(画像出典:Oakley公式サイト)

現在はアイウェア、アパレル、フットウェア、リストウォッチなど、様々な形でOakley(オークリー)のアイウェアを目にすることができます。実はこの有名アイウェアブランドOakley(オークリー)は、元々モトクロス用のハンドグリップメーカーとして創業したのが始まりだったことをご存知でしたか?

今回はそんな、Oakley(オークリー)の歴史をご紹介します。

「私のアイデアを信じる人など誰もいない。話を聞いてくれる人など誰もいなかった」
(引用元:Oakley Innovation – History of Oakley | Oakley.com)

これはOakley(オークリー)の創業者、ジム・ジャナードの言葉です。バイク好きだった彼は、今までのハンドグリップにない新しいグリップを作ろうと提案しますが、部品メーカーにそっぽを向かれてしまいます。

それなら自分で商品を作ろうと会社を興し、自宅のガレージを改造した工房で、モトクロス用バイクのハンドルのグリップを開発することになりました。水や汗に濡れると滑りにくくなる特性を持つこのグリップは、ライダー達から絶大なる評価を受けることになります。

(Photo: Some rights reserved by nikontino)

モトクロスが今ほど一般的なスポーツではなかった当時、誰もゴーグルの機能性など気にも留めませんでした。ジム・ジャナードは今までの物とは全く違う、機能性を重視した新しいゴーグルを作るため研究開発を重ねていきます。

フィット感に優れて広い視界を確保するフレーム。限りなくクリアな視界と円柱の弓状にカーブするレンズのゴーグル。1980年、ついにそれは完成。それはモトクロスレース界で多くのライダー達に絶大な支持を受ける製品となり、発表以来17年に渡ってモトクロス界を風靡し続けることになります。

アイウェアが単なるアクセサリーにすぎなかった時代、ジム・ジャナードはアイウェアというものの定義を改めて考えます。彼はモトクロスハンドグリップ用に開発した親水性の素材を用いることで、汗に強くフィット性に優れたサングラスを開発しようとしたのです。

こうして1984年、Oakley(オークリー)はEYESHADESを発表。スポーツアイウェアという全く新しい市場を創ることになります。このサングラスのために開発された技術は特許技術となり、アクセサリーに過ぎなかったアイウェアはトップアスリートにとってレースに不可欠なギアへと変わりました。

(画像出典:Oakley Innovation – History of Oakley | Oakley.com)

昔から激しい動きのあるスポーツは、限界に挑戦し続けることとで発展を遂げてきました。そんな状況に対応するため、アスリート達は自分の環境に適したアイウェアを必要としていました。Oakley(オークリー)はこういったユーザーからのリクエストに応えるため、「物理的不可能から再検討する」という姿勢で技術開発に取り組み続けました。

「あらゆる状況下においてどのように眼を守るか?」ということを第一に考え、斬新なデザインでそれを包む。まさに"Technology Wrapped in Art"。この精神は今もそのままOakley(オークリー)に受け継がれています。

これからの季節、身体を動かすには最高のシーズンです。ぜひスポーツのお供にOakley(オークリー)のサングラスを探してみてくださいね!

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