最近海外で「METRONOME®︎(メトロノーム)」という、アイウェアブランドが注目されています。常識を撃ち破るメガネやサングラスには「クレイジー!」という声も上がるほど。
伝統的でシンプルなデザインを好む人が多い日本でも、その独創性とテーマ性に富んだフレームにジワジワとファンが増えています。
一体メトロノームとは、どのようなブランドなのでしょうか?今回のOMG PRESSではメトロノームの魅力について徹底的にご紹介します!
「メトロノーム中毒」に陥るほどのキラーデザイン
メトロノームの魅力は何といってもそのエッジの効いたデザイン。どんなコーディネートに合わせても主役級になるほどのインパクトを持ったフレームは、日本のメディアでも取り上げられ、著名人にも愛用者が増えています。
百聞は一見に如かず……一体どのぐらい尖ったデザインなのか、まずはこちらをご覧下さい。
こちらはサングラス。スパッとフレームを真ん中で切られたような珍しいデザインです。かけると絶妙なアンバランスさが生まれ、左右の表情の違いを楽しむことができます。
こちらは帽子と一体化したサングラス。留め具があるので、サングラスを額まで上げて帽子として使うこともできます。
こちらは「化石加工」を施したフレーム。普通のマット加工とは一味違うザラついた雰囲気が、表情をより引き立ててくれます。
メトロノームのアイウェアはメガネやサングラスという枠を超え、自分を表現するアイテムといえるでしょう。
コアなファンを作る圧倒的なコンセプト
(引用元:METRONOME®︎ website)
メトロノームのアイウェアは一目見ただけでトリコになり、そのまま熱烈なファンになる人も少なくありません。その魅惑的なデザインの基となっているのが、メトロノーム独特のコンセプト。
毎期発表されるコレクションは、全て音楽アルバムをイメージして作られています。それぞれのフレームにはタイトルはもちろん、キーやテンポなどもついています。キーはA〜Gまで、テンポは42〜220までと細かく設定されており、それぞれ歌詞のような説明文がつけられています。
こちらは2018年に発表したコレクション「Mechanical Dystopia」のビジュアル。名前の通りディストピアを連想させるフレームが揃ったコレクションです。コレクションの全てのフレームには、スチームパンクやロックの世界観がギュッと詰まっており、ファンの心を掴んで離しません。
デザイナー「岩本美生」の挫折と復活
メトロノームのデザインを手掛けているのは「岩本美生(いわもとびせい)」氏。福井県や中国、韓国を中心にメガネづくりを学んだ岩本氏は、アパレルデザイナーとしてアパレル業界に参入します。
メガネに止まらず、ユニセックスブランドやアパレルショップなどの立ち上げにも関わりました。斬新なテイストのデザインが人気を呼び、一時は東京を中心に仙台、神戸、福岡にも店舗展開を行いました。
順風満帆な岩本氏でしたが、2015年に起きた交通事故で左手の神経麻痺に悩まされます。さらに同じ時期にトラブルにも見舞われ、失意の底に落とされました。
傷心の岩本氏は、このまま日本にいたくないという気持ちや、若い頃果たせなかった思いを抱え、療養期間を設けてアジアを中心に世界を旅します。
旅をきっかけに、アジアで日本のメガネ作りを伝えるため工場を建設した岩本氏。2017年、親交の深かったミュージシャンの励ましをきっかけに、イギリスで新たなメガネブランド「メトロノーム」を発表しました。
人気沸騰!メトロノームの快進撃
イギリスでのブランド発表後、その日本人離れしたデザインに世界中のバイヤーから賞賛の声が上がりました。ヨーロッパ最大級の展示会「SILMO(シルモ)」では50周年記念作品にノミネートされます。
メトロノームのフレームはテレビやSNSでも話題になり、日本で行われた展示会「iOFT」でも大反響を呼びました。著名人にも愛用され、メトロノームは一躍有名ブランドの仲間入りを果たすのです。
現在でも日本各地でトランクショーなどが行われており、全国から大勢のファンが訪れています。
実はそんなメトロノームが、オーマイグラス広島T-SITE店に「2018年7月20日」から期間限定で登場!この機会に超攻めたデザインをぜひ体感してみてください。