【メガネ屋監修】メガネをかけると目が悪くなるのは本当?!徹底解説!

日本では3人に1人が「近視」であるといわれています。

近視とは「遠くが見えづらい目」。早ければ小学校低学年ごろから進行が始まり、20代中盤までは進行が続くといわれています。

近視になればメガネやコンタクトレンズを使って矯正するのが一般的です。

一方でこのような噂も聞かれます。


「メガネをかけると目が悪くなる?!」

メガネスーパーが発足させた「アイケア研究所」が、10代から60代の男女に世代別で行ったアンケート調査によると、「メガネやコンタクトで視力は落ちるか?」という質問に対して、「YES」と答えた人はどの世代でも50%を超える結果が出ました。

実際にメガネをかけることで目が悪くなることはあるのでしょうか?

今回のOMG PRESSでメガネ屋としての視点も交えながら検証していきます。

目次

近視とは?

近視は遠くが見えにくい状態の目を指します。目の奥で画像フィルターの役割を担う「網膜」という組織に、うまく光の焦点が合わない状態です。

近視には眼軸が伸びることが原因で起こる「軸性近視」と水晶体の屈折異常が原因で起こる「屈折性近視」があります。

成長期に起こりやすいとされているのが軸性近視です。これは治すことは難しいとされています。

一方で屈折性近視の原因の一つに、目のピント調節機能の低下が挙げられます。これは場合によって改善する例もあるといわれています。

メガネをかけると目が悪くなるって本当?!

結論から言えば、メガネをかけただけで近視が進行するということはありません。同じように「メガネのかけ外しを頻繁に行うと目が悪くなる」という噂もありますが、これも迷信です。

メガネはあくまで網膜に光の焦点を合わせるだけの器具です。目に合った正しいメガネをかけることで目が悪くなるということはありません。

近視の人の中には「メガネをかけると目が悪くなるから」とそのまま裸眼で生活し続ける人もいます。しかし見えにくい状態で生活を続けると、目のピント調節機能をより酷使するため、かえって視力の低下を招く恐れがあるといわれています。

ただし目に合わないメガネを使用し続けると、近視の進行を助長する恐れがあります。

近視を進行させるメガネとは

人間の目は遠くを見るときにリラックスし、近くを見るときに水晶体を虫眼鏡のように膨らませるため、緊張状態になります。この緊張状態が長時間続くと、目の筋肉に疲労が溜まりやすくなります。

遠くを見るための近視用メガネで近くのものを見ると、より目の調節力を働かせるため、目の調節機能が疲労しやすくなり、屈折性近視の原因になると考えられています。

特にパソコンやスマートフォンなど、近くを見て作業をする機会が多くなった現代では、慢性的な目の疲れからくる視力低下に悩む人も増えています。

近くを見て作業することが多い現代人にとって遠くがよく見えすぎるメガネは近視をより進行させる恐れがあるのです。

コンタクトレンズにも要注意

コンタクトレンズもメガネ同様、遠くが見えるように度数が設定されています。メガネと違って取り外しができない上に長時間着用するため、近くのものを見る際に目を酷使しがちです。

またコンタクトレンズはドライアイや細菌の繁殖を招きやすく、視力低下の原因になります。取り扱いには十分に注意が必要です。

視力を保つためには

近視は様々な要因が組み合わさって進行します。これ以上近視を進行させないためには、以下のようなことに注意すると良いとされています。

今の目にあったメガネを使う

生活習慣や環境によって人の視力が大きく変化することがあります。定期的にレンズの見直しを行い、自分の目に合ったものを使用しましょう。

メガネを使い続けていて「目が疲れやすい」「見にくい」などの悩みがあれば、メガネ屋や眼科に相談してみると良いでしょう。

シーンに合ったメガネを使い分ける

メガネはシーンに合ったものを使い分けると、目の疲れを防ぐことが可能です。例えば運転用にはしっかりと矯正できるメガネ、普段手元を見る機会が多い人は、手元用に度数を落としたメガネを使用することをおすすめします。

たまには目を休める

パソコンやスマートフォンなど、近くを見て作業することが当たり前の時代。目の疲れを予防して視力を保つためには、意識的に目を休めることが大切です。

時々遠くを見たり、目を温めるのも効果的。またブルーライトカットメガネの着用もおすすめです。

定期的にレンズの見直しをしませんか?

見え方は体調によっても左右されがちです。お使いのレンズが目に合っていないと、気がつかないうちにストレスで見え方が悪く感じることもあります。

レンズは一般的に1年半〜2年ほどで寿命を迎えるとされています。見え方に不満がある時はレンズの交換時期かもしれません。

メガネを買った眼鏡屋ではなくても、レンズ交換を受け付けてくれるお店は実はたくさんあります。最近では、オンラインでもレンズ交換できるショップも増えています。

メガネを作る前に、あなたの眼の年齢を測定してみませんか?

メガネのオーマイグラスでは、眼の年齢に合わせた画期的なメガネ提案を行っています。自分の目の年齢(眼齢)を知って、適切なメガネを作ることができると評判です。

あなたの生活スタイルやメガネの使用シーンをヒアリングさせていただき、最もストレスのかからないメガネレンズをご提案します。

診断は無料で予約受付中です。まずはお気軽にご相談ください。

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