メガネサイズの測り方は、主に3つの測定方法から成り立っています。今回はメガネサイズの測定方法や、それぞれの数値の意味、自分でできる測り方などをご紹介。メガネを新規で作ったり、追加購入したりといった場合の参考情報として役立ててみてください。
メガネのサイズは具体的にどう測っている?
メガネを作るときには、顔部分の各距離を正確に測定し、その数値に適したメガネサイズを選ぶことが重要です。では、メガネサイズは具体的にどのような測り方をしているのでしょうか。サイズの測り方としては、まず両目の中心の距離を測ることが大切です。これを瞳孔間距離(PD)といいます。この瞳孔間距離によってメガネの横幅や、レンズの位置、ブリッジの長さなどを調節していくのです。
次に重要なのが、顔の横幅です。これは専用の測定器で測る場合が多く、実際の顔の幅に合わせたフレームを選ぶときに必要なデータです。最後にテンプルの長さを測ります。テンプルとはメガネのレンズ枠から耳までの長さのことで、メガネの腕部分の長さに関係してくるデータとなります。
この3つのサイズを測ることにより、自分に合ったメガネサイズが算出されるのです。また、これらの数値はメガネサイズとして実際のメガネにも表記されています。テンプル(腕部分)の内側に「54(四角形)18-145」などという数字と記号の羅列を見つけたことはありませんか?
これは、「ボクシングシステム」という国際規格に基づいて記載されたメガネサイズです。最初の数値がレンズ横幅、次の数値が左右の枠同士をつなぐブリッジの幅、最後の数値がテンプル(腕部分)の長さを表しており、この3つのデータがメガネサイズの重要な数値であることの証拠でもあります。さらに、この3つの数値のあとに4つ目の数値として「天地幅」が記載されていることがあり、これはレンズの縦幅を表現しているのです。
レンズ幅やレンズの高さにはフレームのフチは含まれているのか
一般的に、レンズ幅やレンズの高さにはフレームのフチは含まれていません。あくまでもレンズをはめる「型」の内側寸法というイメージになります。そのため、フチ部分が厚いフレームを使う場合には、レンズ幅やレンズ高さだけでは実際の大きさを表現しにくいでしょう。フチ幅のあるフレームを使う場合には、実際に試着しながら自分に合ったサイズを確認していく方法がおすすめです。
自分でメガネサイズを測るときの注意点
ここで、自分でメガネサイズを測定する測り方をご紹介します。冒頭でも述べたように、メガネサイズには瞳孔間距離、顔の横幅、テンプルの長さが関係してきます。このうち、PDについて自分でも数値を測定することが可能です。まず鏡のなめに定規を持って立ち、それを目の下に当てます。鏡を見ながら左右の黒目の中心間距離を、定規で測ってみてください。このとき、顔の向きはできるだけ水平に保ち、真正面に立つよう心がけましょう。
また、数値に振れ幅があるような場合は、狭い方の数値を採用するのがコツです。このとき使う定規は、透明なプラスチック製のものがいいかもしません。左右それぞれの数値を片方ずつ確認して、その差を求めるようにすると、より測定しやすくなります。
初めて購入するときの目安となる数値は?
メガネを購入するのが初めてという方は、ある数値を目安にすることで大まかなメガネの横幅がわかるのでおすすめです。その数値とはレンズの横幅となります。
ボクシングシステムで表記された数字のうち、四角形の前にある最初の数字がレンズの横幅を表しています。このレンズの横幅サイズには、それぞれに対応したメガネ自体の横幅目安があり、50表記であれば総横幅約138ミリメートル、52表記で142ミリメートル、54表記で146ミリメートル、56表記で150ミリメートルといった具合に大まかなメガネの大きさがわかるのです。
また、性別によって適したサイズも決まっており、男性であればレンズ横幅表記が52から56、女性は50から54程度が適合しやすいサイズです。ブリッジやテンプル、PDといった数値がわからない場合でも、レンズ横幅から大体の大きさが想定できるので、ぜひ覚えておくことをおすすめします。
自分のメガネサイズを知ろう!
メガネサイズを知るためのさまざまな数値・方法を紹介してきましたが、これらは基本的に一度測定してしまえば、その後はあまり変化するものではありません。そのため、自分のサイズをしっかりと把握しておくことをおすすめします。
特にボクシングシステムの各数値を指定できるようになれば、オンラインショップなどでメガネを購入する際に便利でしょう。メガネのオンラインショップでは自分の数値を事前に打ち込むことで、メガネサイズの指定が可能になる場合があるからです。2つ目を購入するときや故障、交換といった事態に備え、最適なメガネサイズを知っておきたいところですね。
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