「色が変わる」調光レンズなら1本でメガネ・サングラスの2wayに!【仕組み・メリット・デメリットを徹底解説】

眼鏡店で見かけたことのある方も多いと思いますが、サングラスレンズには、「調光レンズ」「偏光レンズ」「ミラーレンズ」など、さまざまなバリエーションが存在しています。

その中で調光レンズは、紫外線等の刺激に応じてレンズの色が自動的に変化するレンズのことです。

この不思議な仕組みの調光レンズ、いったいどういう仕組みなのでしょうか。
また、どのようなシーンで役立つのか、購入前に知っておくべきことは何かなど、具体的なメリットとデメリットは何でしょうか?

この記事では、調光レンズの仕組みやメリット・デメリット、自分にあった調光サングラスの選び方について徹底的に解説します。

目次

調光レンズとは?色が変化する仕組みとは

調光レンズとは、紫外線等の要因に反応して色が変化するレンズのことです。
(調光レンズによっては紫外線に加えて、可視光線にも反応するタイプがあります)
紫外線の量に合わせてレンズの色が変わり、紫外線の量が多くなるほど色が濃くなります。
そのため、1本の調光サングラスで、紫外線があたりにくい屋内ではクリアなレンズ=普通のメガネとして、紫外線の強い屋外では色付きのレンズ=サングラスとして、使うことができます。

さてその仕組みですが、感光物質(調光材)に紫外線があたると色が変化する原理を利用しています。調光材を「レンズに練り込んでいるタイプ」と「コーティングしているタイプ」の2種類が存在しているのです。

「練り込みタイプ」は、価格は安価なのですが、色にムラの出やすいのと、発色・退色のスピードが遅いのがデメリット。度数の対応範囲も狭く、劣化も早いと言われています。
「コーティングタイプ」は、色ムラが出にくく、発色・退色のスピードが早いのがメリット。度数対応範囲も広く、レンズの最大濃度も練り込みタイプより濃くなります。一方で、練り込みタイプに比べ一般的に高価です。

なお、感光物質は紫外線だけではなく温度にも反応し、温度が低いほど色が濃くなり、高いほど色が薄くなります。
寒くて紫外線の多い冬は色が濃くなりやすく、夏場の暑い時期は温度が高いため十分に色が濃くなりづらい場合もあるため、覚えておきましょう。

調光レンズのメリット:サングラスとメガネの2役

メリットはなんと言っても、1本でサングラスとメガネの2役として使えること!
例えば、仕事中はメガネ、外出時はサングラス、といったように自動的に変わってくれるので、かけ替える必要がなくなります。
メガネ・サングラスどちらも必要な方にとって、かけ替える煩わしさは思った以上に面倒なもの。
かけっぱなしで自動的に色が変わる調光レンズは、便利で手放せなくなるという声をよく耳にします。
もちろん、旅行や外出の際にも持ち運びが1本で済みますし、メガネ・サングラスを両方買うよりも経済的(コスパが良い)とも言えます。

また、紫外線の量に応じて色が濃くなるため、眩しい日には濃い色に、薄暗い日には薄い色と、ちょうど良い色加減に自動的に変わってくれるのも便利なところ。
色の濃いサングラス、薄いサングラスを1本でカバーすることができるのです。

調光レンズと偏光レンズの違い

調光レンズと似た名前で、偏光レンズというものがあります。
混同しないように、それぞれの特徴や長所・短所について知っておきましょう。

調光レンズは「紫外線の量に反応してレンズの色を変えるレンズ」であるのに対して、偏光レンズは「光の乱反射を抑えることで眩しさを減らすレンズ」です。レンズ内部の「偏光膜」が反射光をカットし、視界をクリアに保ちます。乱反射を減少させる特殊な機能がこのレンズの大きな特徴です。

地面や水面からの乱反射を抑えられるため、特にドライブやゴルフ、釣り、マリンスポーツなどアウトドアやレジャーでの利用に適しています。
一方で、偏光レンズはスマホやカーナビなどの液晶画面が見づらくなることがあるほか、乱反射を抑える機能ゆえレンズの色が濃くなりやすいという点が欠点として挙げられます。

調光レンズのデメリット

寿命がある

(これは調光レンズに限った話ではなく、他の種類のレンズも同じなのですが)レンズの寿命は2~3年と言われています。
練り込みタイプは1年くらいで劣化する場合があるようです。
紫外線を吸収して黄ばんでくるほか、着色していない状態の色が濃くなり、最大濃度が薄くなります。その状態になったらレンズの交換を検討しましょう。

車の運転には向いていない

調光レンズはドライブの際に使えると思われがちですが、車のフロントガラスなどはUVカット仕様の場合が多く、紫外線が車内に届かないため、特に可視光に反応しない紫外線調光の場合、車内ではほとんど色が変化しません。

また、トンネルや屋内駐車場に入った際、調光レンズは色が変わるのに時間を要するため、急に暗くなったときにすぐに色を薄くできません。色が濃い状態でトンネル内を運転するのは危険ですので注意してください。

色の変化に時間がかかる

調光レンズは、紫外線に当たってから色が変化するまでに数分程度の時間を要します。
上述の調光材のタイプ等によってスピードに差はありますが、瞬間的に変わるわけではありません。急激に明るくなったり、暗くなったりする状況ではすぐに対応できないことを覚えておきましょう。

夏に濃くなりづらい

調光レンズは、紫外線の他にも温度などの影響も受けるため、とくに夏の暑い時期は色が薄くなりやすいです。
屋外でも、日傘を差したり、帽子をかぶって紫外線を遮ると、レンズが思ったほど濃くなりません。
眩しさを防ぐことを重視したい方は、可視光線で変化する調光レンズを選ぶか、または通常のサングラスや偏光レンズを検討すると良いでしょう。

調光レンズのメンテナンス

正しい管理をすることで、不要に寿命を縮めることを防げます。
窓際など光があたる場所に置いておくと、色の変化を繰り返して寿命を短くする原因となりますので、使わないときはケースに入れて保管しましょう。

また、調光材コーティングタイプについては、コーティング層が柔らいためややデリケートです。
不意に傷つけてコーティングが剥がれてしまうと、その部分は色の変化がなくなってしまいますので、取扱いには注意しましょう。

自分にぴったりの調光レンズサングラスを作るには

記載した通り、調光レンズには優れたメリットと、いくつかのデメリットがあります。
いざ欲しいと思っても、たくさん種類のある通常のサングラスではないので、どうやって選べば良いか、すぐにわかりませんよね。
色の変化をイメージしたりなど、店頭でご自身で判断するのはかなり難しいもの。

そのため、眼鏡店のスタッフに聞きながら作ることをオススメします。

顔型診断・パーソナルカラー診断でのメガネ・サングラス選びや、目の年齢を測定する眼齢診断で話題の「オーマイグラス」では、ニコンやHOYA、東海光学などの国内大手レンズメーカーのレンズを主力に取り扱っており、レンズにもしっかりこだわりたい方にオススメの眼鏡店です。

お客様のお顔に似合うフレーム選びからスタート、ご利用シーンを伺いながら最適な調光レンズの種類・カラーをご提案。
お客様にぴったりのカスタム調光サングラスをお作りします。

もちろん、度付きでも度なしでもどちらでもOK。度付きの場合、処方箋が無くてもその場で視力測定もできます。

全国の店舗の口コミ多数、評価も高いのでご安心ください。
調光レンズをご検討の際は、ぜひオーマイグラスにご相談ください。

調光レンズ価格例

東海光学 ルティーナフォト1.60非球面 グレー・ブラウン・サーフブルー ¥17,600(税込)
HOYA サンテックミスティ 1.60非球面 ミスティアッシュグレイ・ミスティブルー・ミスティロゼ・ミスティパープル ¥33,000(税込)

オーマイグラスの評判/口コミ(Googleのレビューより引用)

顔型にあったおすすめの眼鏡を選んでいただきました!おすすめの眼鏡は全て良かったのですが自分の好みどんぴしゃを選べるまで付き合っていただいてすごく嬉しかったです!(悩んで購入までに2時間かかりましたが)受け取りまで時間はかかりますがその時間も楽しめると思える買い物ができたと思います。(E様、2023年)

顔型やパーソナルカラーを診断してもらえたので、納得いくフレームを選ぶことができました。接客も丁寧なので気持ちいい買い物ができました。(E様、2023年)

普段メガネやサングラスを全く着けたことがなく、今回は初めてサングラスを買うにあたって、自分に似合うサングラスを顔の形や目の形など細かい診断をして頂き、その結果を踏まえて選んで頂きました!診断はスムーズで丁寧にして頂き分かりやすかったです!自分に合うものが選べて良かったです!(N様、2023年)

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