ブルーライトは目や体の不調の原因になる?ブルーライトの影響と対策| メガネスタイルマガジンOMG PRESS

フィルムを活用してブルーライトをカットしよう

ブルーライトは目や体の不調の原因になる?ブルーライトの影響と対策

パソコンやスマホなどの液晶画面はブルーライトを放っています。ブルーライトとは、直訳すると青色の光ということになりますが、波長が380~500ナノメートルと短く、強いエネルギーを持っています。そのため、人体への影響があるといわれています。そこで、ブルーライトが目や体に与える影響とその対策についてお伝えします。
 

目次

目の不調とブルーライトの関係とは?

目の不調とブルーライトの関係とは?

■目の疲れや痛みの原因はブルーライトの可能性がある

長時間にわたってパソコンでの入力作業をしていると、目が疲れたりドライアイになったりすることはよく知られています。その原因は、作業に集中することによるまたたき回数の減少、姿勢の悪さ、そしてストレスなどだと考えられていました。しかし医学的な研究が進んだ結果、ブルーライトも目の疲れや痛みの大きな原因となっていることがわかってきました。

ブルーライトの波長は短いため、散乱しやすい性質があります。散乱しやすさは光のちらつきの原因となります。光がちらつくと、ピントを合わせるために目の筋肉を余分に使うという影響が出ます。また、ブルーライトは強いエネルギーがありますので、そのエネルギーを避けるために瞳孔を収縮させます。その影響もあり無意識下で目が酷使され、目の疲れや痛みが発生するのです。
 

■網膜や角膜への影響も無視できないブルーライト

ブルーライトは、網膜や角膜への影響もあります。人がものを見る仕組みには、水晶体と角膜、網膜が関係しています。レンズの役割を果たす水晶体から入った光はフィルターの役目をする角膜を通って網膜に届きます。網膜が光を感じることで人は始めて「見る」ことができますので、網膜はスクリーンのようなものだといえます。しかし、常に強い光が網膜に当たり続けると、そのスクリーンが焼けてしまいます。

ブルーライトは強いエネルギーを持っていますので水晶体や角膜では吸収されず、強いエネルギーを持ったまま網膜を傷つける可能性があるのです。また、ブルーライトの光は角膜への影響もあります。ブルーライトを見続けると角膜に異変が起こり、目の痛みや頭痛が発生する原因となることがあります。
 

睡眠に影響を与えるブルーライト

睡眠に影響を与えるブルーライト

ブルーライトの影響は目の不調だけにとどまりません。睡眠にも影響を与える可能性があります。朝起きて昼に活動し夜になったら眠るという生活サイクルを維持するために、人は体内時計を持っています。この体内時計は、周りのさまざまな環境に関する情報を取り込んで、朝昼夜の判断をしています。その情報のうち最も重要なものが網膜に入ってくる光の量なのです。

網膜に入ってくる光が強ければ朝だと認識し、光が弱くなれば夜だと認識することになります。夜になるとメラトニンの分泌が盛んになり眠くなりますが、夜になってもブルーライトの強い光を浴び続けていると、体内時計は夜だと認識できず、朝モードになりメラトニンの分泌が抑制されてしまいます。その結果、睡眠障害になってしまうのです。
 

■精神にも影響を与えるブルーライト

ブルーライトの影響は、精神にも及ぶ可能性があります。ブルーライトは、目や睡眠に対してどちらかといえば悪影響を与えるものでした。しかし、精神に与える影響はプラス面もあるといわれています。普段あまり外の光を浴びない人でも、ブルーライトを浴びることで鬱々とした気分から晴れやかな気分に変化する可能性があるのです。

ブルーライトは強い光ですので、脳に直接的な刺激を与えます。人は、晴天の強い光を浴びると元気になり、雨天になると気分が沈む傾向があります。ブルーライトは、晴天の強い光を浴びることと似た状態を作り出せるのです。ただし、浴びすぎすると弊害があるのはご紹介した通りですので、適切なタイミングで適度にブルーライトを浴びることが精神にプラスの影響を与えるポイントです。
 

ブルーライトの影響を避ける対策方法とは?

ブルーライトの影響を避ける対策方法とは?

ブルーライトの浴びすぎは目や睡眠などに悪影響を及ぼすとしても、仕事の関係上パソコンでの作業を減らすことが難しい人も多いでしょう。また、ブルーライトを浴び続けるとわかっていてもスマホでのゲームやSNSはやめられないという人もいるでしょう。そういった場合は、ブルーライト対策をとることで悪影響を最小限にすることをおすすめします。

対策方法は大きく分けるとブルーライトを放つ機器を調整する対策と機器の調整以外の対策に分けられます。機器を調整する対策としては、ディスプレイの明るさを下げて光を弱めること、輝度を調節して青色の光を弱めること、さらには周りの環境に合わせてブルーライトの影響を軽減してくれるアプリを使うことなどがあげられます。

アプリで改善!?スマホ老眼の方におすすめのアプリ4選 >>

また、機器調整以外の対策としては、ディスプレイにブルーライト対策のフィルムを貼る方法が有効でしょう。パソコン用やスマホ用のものが販売されていますので入手するのは簡単です。また、ブルーライト対策のメガネを使う方法もあります。多少見える色味に変化はありますが、機器をまったく調整する必要がありませんので、気楽に対策できるメリットがあります。
 

ブルーライトの性質を正しく理解し有効な対策をすることが大切

ブルーライトは、目や体の不調と深い関係があります。その影響を正しく知ることで、有効な対策をとることが可能になります。対策の方法は、ブルーライトの発光減を調整する方法やメガネでカットする方法などがありますので、自分に合った対策をとることで、目や体への悪影響を最小減に抑えるとよいでしょう。

ブルーライトカットのメガネを探す

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次