鯖江に拠点を持つ西村プレシジョンは5月1日、香港PMQ「GOOD DESIGN STORE」にて、薄さ2mmの老眼鏡「Paperglass(ペーパーグラス)」の海外販売をスタートさせたことを発表しました。
薄さ 2mm の老眼鏡「Paperglass」
「Paperglass」は薄さ 2mm の老眼鏡。メガネとしてよりも、読み書きする際の文房具としての存在をアピールしているリーディンググラス。2013年度にはグッドデザイン賞「グッドデザイン・ものづくりデザイン賞」の受賞しています。
デザイン賞の受賞など、Paperglassの認知の広がりに伴い、海外からのお問い合わせも増加。西村プレシジョンは、「世界中のお客様にPaperglassを届けたい」という思いから、海外での販売を計画していたそうです。
今回、グッドデザイン賞を主催する公益財団法人日本デザイン振興会が、海外で初となるグッドデザイン賞の常設の販売・発信拠点「GOOD DESIGN STORE」を、香港の新しいクリエイティブ総合施設であるPMQに5月1日にオープンし、「Paperglass」もそのコーナーで販売されます。
「GOOD DESIGN STORE」での販売
GOOD DESIGN STOREは、グッドデザイン賞とジャパンデザインに関する販売ストア兼ショウルームとして開設されたショップ。
オープン時点で80点ほどの商品を取り扱っており、これ以降は年数回の販売商品の入替を予定しているとのこと。またスペース内にギャラリーを併設し、グッドデザイン賞受賞企業やデザイナーのプロモーションの場としても活用していく予定だそうです。
西村プレシジョンは、香港限定カラーである「イエローゴールド」を「GOOD DESIGN STORE」にて販売。オープン初日に購入している人もいるそうで、香港でもユーザが広がっていくことが期待されています。
同店では現在、フレームタイプ・オーバルの「イエローゴールド」及び「レッド」を販売。今後、国内と同等のフルラインナップでの販売も視野にいれているとのこと。
老眼鏡「Paperglass」の国内も含めた販売目標は10,000本。
香港「GOOD DESIGN STORE」での販売開始を海外販売の第一歩として、アジア、ヨーロッパなど販路拡大を目指していくそうです。