画像出典(大阪医科大学 耳鼻咽頭科・頭頸部外科)
春になると多くの人が悩むこと、それは花粉症です。この花粉症が存在するから、コンタクトは使わない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、コンタクトレンズだけでなく、メガネや伊達メガネによるものも含めて、花粉症対策についてご紹介いたします。
花粉症シーズンにおけるコンタクトレンズ装用者の調査
コンタクトレンズ「アキュビュー」などを製造している、アメリカの医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン社の調査によると、花粉症を抱えるコンタクト装用者のほとんどが、花粉症シーズンでもコンタクトを継続して装用しているということです。しかも、使用頻度を抑えているという方も含めると、実に97.5%の方がコンタクト装用しているという結果が出ています。
そして、調査の結果、1日使い捨て以外のタイプのコンタクトレズを使っている方の6人に1人が、花粉症のシーズンになると、ワンデイタイプのコンタクトレンズに切り替えているということも明らかになりました。コンタクトレンズ装用者が眼科以外の科で花粉症の処方を受ける際、約8割が適切な指導をされていないというのです。
そこで、眼科医の中川やよい医師は、花粉シーズンにコンタクトレンズを装用する方へ向けて以下の3つのコメントを出しています。
1.1日使い捨ての“ワンデイ”タイプに切り替える。
花粉のシーズンに大切なのは、コンタクトレンズをいかに清潔に保つかです。そこで、花粉の付着などにより汚れたコンタクトを毎日変えることで、清潔さを保ち、これが、花粉症対策になります。
2.レンズを清潔に保つ。
2週間交換タイプなどケアが必要なタイプを使わざるをえないようなタイプのコンタクトレンズを使用される方は、気を付けてレンズのケアをする必要があります。花粉シーズンはレンズに付いた花粉を落すために、まずすすいでから、こすり洗いを行うのが良いです。そうしないと花粉がレンズにすり込まれてしまうことがあります。
3.コンタクトレンズ装用者なら、必ず“眼科”を受診する。
目のアレルギー症状に関する場合、コンタクトレンズ装用者は、レンズとの兼ね合いも考えた慎重な対処が求められます。そこで、必ず眼科を受診する必要があるのです。前述のとおり、眼科以外の科では、コンタクトレンズ装用者に対して適切なアドバイスを受けることはほぼ期待できないので、眼科で処方を受ける必要があります。
コンタクトレンズで花粉症予対策
多くの眼科医やコンタクトレンズメーカーが勧めているのが、先ほどからもあるように、「1日使い捨て」のコンタクトレンズの使用です。
画像出典(アキュビュー公式ウェブサイト)
1日ごとにコンタクトレンズが新品になるので、常に清潔なコンタクトレンズが使用でき、これが花粉症対策には大いに効果を発揮します。1日使い捨てのコンタクトレンズを普段から使用している方の中には、1日使う以前に、症状が出たら新しいものに取り換えるという方もいるそうです。そこで、どうしてもコンタクトレンズを手放せない方には、1日使い捨てコンタクトレンズを使用し、さらに予備も持ち歩くというスタイルにすることもおすすめします。
メガネや伊達メガネで花粉症対策
外でメガネかけても問題ないという方には、1日使い捨てコンタクトレンズを装用したうえで、メガネや伊達メガネをかけたりすることも有用です。
とりわけ、レンズの大きなメガネなどを着用することで、目に入る花粉の量は大幅にカットでき、そのカット率は最大で50%近いとも言われています。
そして、もっと確実に花粉対策がしたいという方には、花粉症対策用のメガネをかけるとよいでしょう。
花粉症対策のメガネは、目に入ってくる花粉の量を半分から3分の1にまで減らしてくれることが分かっています。
掛け心地の良いスタイリッシュな「花粉メガネ」
鼻パッドが自在に調節でき、顔にフィットしやすい高機能な花粉メガネです。 やわらかい樹脂素材なので掛け心地に優れています。
超軽量の「CLEAR VAIL(クリアヴェ-ル)」採用のモデルは、すきまを最小限に抑えたフード形状、くもり止め、UVカットもできる優しい掛け心地です。
「TR-90」という医療用器具の為に開発された素材を採用した花粉メガネは、軽量で弾力性に優れており、抜群の掛け心地を提供します。
衝撃にも強く、顔を覆う様にフィットするのでスポーツをする際にも安心して着用できます。
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毎年花粉症がきつい時期には涙がとまらない、目がかゆいなどで悩まれている方、ぜひおしゃれな花粉症メガネをかけてみませんか?