技術大国ドイツのメガネブランド、Rodenstock(ローデンストック)の技術力と歴史

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世界でも珍しい光学機器専門のメーカーをルーツにもつメガネブランドRodenstock(ローデンストック)。今回は、このドイツの生んだ高級メガネメーカーについてご紹介します。

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画像出典(Rodenstock(ローデンストック)公式ウェブサイト)

目次

Rodenstock(ローデンストック)の概要

ドイツの光学機器専門メーカー、Rodenstock(ローデンストック)は、「品質第一主義」をコンセプトに据えたメーカーです。メガネフレームの製造のほか、スチール写真に用いられる大判用カメラレンズも製造しており、その技術は世界最高レベルと賞賛の的となっています。

メガネブランドとしては、ドイツ・ミュンヘンを拠点とし、全世界で約4,000人の従業員を抱えるRodenstock(ローデンストック)。80ヵ国以上に及ぶ現地法人と販売パートナーを持ち、11ヵ国13都市にメガネレンズ製造の拠点を構える、世界的にみても規模の大きいブランドです。

Rodenstock(ローデンストック)の歴史

Rodenstock(ローデンストック)は1877年、ドイツ・バイエルン州の上級中心都市ヴュルツブルクで行商人であったヨーゼフ・ローデンストックによって創業。翌1878年、ヨーゼフは自分の店を開き、精密機器、測定器、バロメーター、そしてメガネレンズやフレームの製作・販売を開始します。

1880年にヨーゼフが最初に開発したレンズ、所謂「ディアフラグマ・レンズ」が大ヒット商品となると、1982年には早くも輸出。オーストリアやスイス、オランダ、デンマーク、イタリアといった南~北ヨーロッパ、そしてロシアへの輸出を始めたのです。

第一次世界大戦~第二次世界大戦終結までは当時のドイツの内政・外交状況とも相まって、Rodenstock(ローデンストック)は苦しい経営を強いられますが、終戦からわずか4週間でアメリカ占領地で工場生産を再開。1948年6月21日の通貨統合以降経営は復調し1947年から1953年には10~50%という著しい成長を見せます。

60年代に入るとレンズ上の反射や影を防ぐためにフッ化マグネシウムを用いて加工、これが初めてのレンズコーティングとなったのです。1968年にはRodenstock(ローデンストック)がヨーロッパに拠点をおくメーカーとして始めて調光レンズを市場に送り出しました。

70年代に入るとRodenstock(ローデンストック)は製造の主流をメガネフレームからメガネレンズに移し、大きく成功。90年代には、コストカットを図り、レンズの製造をタイやチェコなどに移すと、ドイツ国内における製造拠点はレーゲンとフランクフルトに集約します。

90年代末になると、Rodenstock(ローデンストック)は光学機器や精密光学部品を含む一連のビジネスから手を引き、中核を担うメガネに専念を開始。2000年以降は、視覚の質と視界の快適さが向上させる新世代の累進多焦点レンズ、ImpressionILTを発表するなど、今なお技術革新を続けているブランドです。

Rodenstock(ローデンストック)のメガネ

rodenstock

画像出典(Rodenstock(ローデンストック公式ウェブサイト))

Rodenstock(ローデンストック)のメガネは、視力の再生性を最大限に引き出した上で、快適なホールド感・安定感を実現。ユーザーの個性を引き立たせるのデザインとなっており、彼らの言葉を借りれば、それは「ビジョン(視覚)とルック(外見)の向上」 という言葉に集約されます。

そのクオリティは星野仙一氏(プロ野球・楽天監督)、石原慎太郎氏(東京都知事)、谷村新司氏(歌手)といった数多の著名人が愛用していることからも明らかでしょう。

世界的最高クラスの技術力を以ってメガネを創り続けるRodenstock(ローデンストック)。この高級ブランドのメガネを一度試してみてはいかがでしょうか。

 

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