勘違いが多い「遠視」の本当の症状とは?

先日、田舎に帰省して来ました。ぼくの実家はものすごく田舎で、家の裏も表も山だらけという土地です。田舎に帰ると、よく遠くの山や緑を多く目に取り込んで視力を良くしよう!なんてことをしているのですが、皆さんも同じような経験はありませんか?

遠くの風景を見ることは、目の緊張を和らげると言われていて、目に良いそうです。日常の生活ではパソコンやスマートフォンなどの近くのものばかり見ていますが、田舎の緑の山や風景などを見ることも大切ですよね。

さて、今回は「遠視」について紹介してきます。近視については知っている方が多くいらっしゃいますが、遠視についてご存知の方は少ないのではないでしょうか。意外と知られていない遠視について、順番に紹介していきましょう。

遠視と近視の違い

まず近視と遠視の違いを説明しましょう。近視とは、「近いものが見えやすく、遠くのものが見えにくいという症状」のことです。

一方で、遠視とは多くの方が、「遠くのものが良く見えて、近くのものが見えないこと症状のこと」と誤解している場合がすごく多いのですが、実は遠視とは「近い・遠いに関係なく、焦点があっていない状態のこと」を言います。さらに掘り下げて遠視について説明していくことにしましょう。

遠視の症状とは?

遠視とは、目の屈折力が弱いため、網膜上にピントを正しく結べない症状のことを指します。屈折した光の焦点がうまく網膜上に来ないと、いわゆるピンボケになり、物をはっきり見ることができないのです。

遠視がひどくなると、ピントを合わせるために必要以上に調整を行うため、目に多くの負担を与え、目が疲れやすくなり、頭痛や肩こりを伴う場合もあります。

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遠視になってしまう原因とは?

大草原や大海原で生活していた古代の人間のほとんどが遠視だったと言われており、現在でも昔のように大草原で遊牧などをして生活している一部の民族において、この影響が残っています。

現代の生活の中では、大草原や大海原で生活することがほとんど無いことから、現代人の遠視の原因は遺伝によるものと考えられており、その為、現在では予防策がほどんど無い状況です。

子どもに多い「遠視」

実は遠視は子供に多い眼の病気となっています。しかし、その原因は眼の成長不足であるため、成長とともに改善されるケースが殆ど。

子どもの遠視は、3歳児健診などで発見されることが多いのですが、弱い遠視や、中程度の遠視の場合、見逃されてしまうことがあります。

そのため3歳児健診で視力の低下が疑われた場合は精密検査を行い、遠視かどうか判断する必要があるのです。

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遠視はどうやって治療するの?

子供に遠視が見つかった場合には、医師はまずメガネを処方します。メガネによる矯正を行い、網膜にピントのあった正しい光を取り込んで、視力を育てていきます。

遠視の場合は近視の場合と違って、マンガを読んではダメ!といった注意はそれほど必要ありません。メガネにより矯正を行った上でなら、マンガなど子供が興味を示し易いものを用いて、眼を使い、たくさんのピントのあった光を送ることで治療の効果をより一層高めることができます。

もちろん子供の症状によって、注意を払う程度の差があるので、医師との相談は不可欠です。

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大人に遠視が見つかった場合も同様にメガネの矯正などが行われますが、大人になってから視力を育てるのは難しいため、手術によって治療することもあります。

発見が難しい遠視

遠視の厄介なところは、学校や会社の眼科検診では発見しにくいところです。遠視の人は視力が1.5以上であったり、若い頃は屈折力が強いため正常に見えている様に感じるため発見が困難なのです。

また、遠視は、「内斜視」「弱視」の原因にもなりますので、早いうちに、できるだけ幼い頃に発見し、正しく視力を育てることで健康な目を手に入れたいですね。

Oh My Glassesでは、遠近両用のメガネフレームも取り扱っています。遠視が気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。