たまに耳にする「サーモント」のメガネ。みなさんなんのことだかわかりますか?
サーモントとは、簡単に言うとセルとメタルのコンビネーションで、セル生地の部分は眉毛の様になっているタイプのメガネ。ハーフリムのブロウタイプなんて言われているタイプです。
このサーモントとブロウタイプのメガネ、異なる点はその歴史にあるんです。今回は「サーモント」型メガネについて紹介していきます。
サーモントタイプの歴史
時は50年以上さかのぼり、1950年代、アメリカ軍の将校モント氏という人物が、眉毛が非常に薄く威厳が無いことにとても悩んでいたというエピソードがあります。軍のお抱えだった眼鏡メーカー「American Optical(アメリカンオプティカル)が、テーラーにこのことを相談し、モント氏に合うような威厳の出る眼鏡を作ってもらうことになりました。
作り出されたのが、眉毛があるように見えるデザインのフレーム。そのフレームの名前は、モント氏に敬意を込めて「"Sir Mont" サー・モント(モント将校)」と名付けられたそうです。
日本のサーモントメガネ
American Optical(アメリカンオプティカル)では、もうサーモントは作られておらず、手に入らない状態。ですが、American Optical(アメリカンオプティカル)の権利を持っている日本のメガネメーカー、ブロスジャパンが「BJClassic collection(ビージェイクラシックコレクション)でサーモントを復活させています。
(Photo:ブロウジャパン公式サイト)
このことから、BJClassic collection(ビージェイクラシックコレクション) または、 American Optical(アメリカンオプティカル)製のメガネでないと、「サーモント」ではないんだとか。それ以外は、サーモント風なブロウタイプのメガネということになります。
BJClassic collection(ビージェイクラシックコレクション)のサーモントシリーズは、当時のAmerican Optical(アメリカンオプティカル)製のメガネをデザインだけでなく、作りこみや思想まで再現したもの。
丁番は強度を出すため5枚合わせのカシメ固定、鼻パットはシンプルで美しいカシメパットを使用。どれも、今は手間がかかるため使わなくなった職人たちの魂の技です。(引用:ブロスジャパン)
たとえ形が同じに見えても、積み重ねられた歴史や、込められた想いで呼び方に違いがでる。ロゴなどは存在していませんが、「サーモント」とはひとつのブランドになっているメガネといえるでしょう。
動画でもサーモントフレームの魅力を紹介中!!
オーマイグラスでは動画でもサーモントフレームの魅力についてご紹介しています。「今までかけているメガネの形に飽きてしまった」という方にもオススメのデザイン。
女性の方にも大変おすすめです。動画内では女性にもおすすめのフレームをいくつかご紹介しています。