競技別スポーツサングラスの選び方|メガネスタイルマガジン OMG PRESS

チェックポイントを教えます!度入りスポーツサングラスを購入する際の2つの注意点

競技別スポーツサングラスの選び方

スポーツサングラスはスポーツ時の着用を想定して製造されたサングラスです。競技者のパフォーマンス向上を目的として設計されており、モデルによって性能も異なります。ここではスポーツサングラスに求められる性能や、どのようなモデルがどの競技に適しているかについて、詳しく解説していきます。
 

目次

スポーツサングラスに求められる性能

スポーツは競技によって激しく動き回ったり、過酷な条件下でプレイしたりします。そのためスポーツサングラスには状況に応じたさまざまなサポート性能が求められます。まず重要となるのが光への対策です。競技者の視界を照明や直射日光や反射光から守り、有害な紫外線や赤外線をカットする機能が必要になります。

また周囲の景色や交通信号をしっかり認識できる色彩弁別能力も備わっていなければなりません。激しい動きをしてもずれにくいフォルムであること、軽量で耐衝撃性能が高いこともポイントとして挙げられます。高性能な偏光レンズや調光レンズが使われていることも優れたスポーツサングラスの条件です。
 

 

競技ごとに選ぶべきスポーツサングラスの特徴とは?

競技ごとに選ぶべきスポーツサングラスの特徴とは?

スポーツサングラスには多くのモデルがあり、競技ごとに重要視される性能も違います。

1:野球やテニス

野球もテニスも強い照明や直射日光の下でおこなわれるスポーツです。芝からの照り返しもあるため、スポーツサングラスを着用して視界を良好にし、パフォーマンスの向上を図る競技者は多くいます。猛烈な速度で移動するボールの軌道を正確に把握しなければならないスポーツですから、野球選手やテニスプレイヤーが使うスポーツサングラスは広くてクリアな視界を確保できる物でなければなりません。「照明や日光の眩しさを遮断できる」「どの角度から見ても景色がぼやけたり歪んだりしない」「高速で飛び交うボールの動きもくっきりと捉えられる」という3つの特徴を備えたスポーツサングラスが、野球やテニスのプレイに適しています。

2:ゴルフ

プロゴルファーは長時間太陽の光にさらされます。試合時間と当日練習時間を合わせると1日約5時間~7時間は屋外にいることになり、大会ではそれが3日~4日続きます。そのため他の競技以上に日射しに対するケアが重要になってきます。特に紫外線は疲労につながるので注意が必要です。紫外線はただ浴びているだけでも体の負担となり、体力を消耗します。加えて目から体内に入った紫外線が神経を刺激することで副腎皮質ホルモンが分泌され、疲労物質の発生を引き起こすのです。疲労を少しでも和らげるため、ゴルファーには高い紫外線カット性能を持ったスポーツサングラスの着用が望まれます。紫外線各種(UVA・UVB・UVC)の透過を軽減できるモデルを選びましょう。

3:自転車(ロードバイク)

自転車競技は常に高速度で移動し続けるスポーツですので、クリアな視界を保つためにスポーツサングラスが必要になります。突風や強い日射し、雨や霧などの天候に対処しなければなりませんし、他選手が密集した状態での駆け引きではとりわけ視界が重要になります。また照り返しの厳しい路面を走っている途中で突如として真っ暗なトンネルに入り、しばらくしたらまた強烈な直射日光の中に戻るというような場面に出くわすこともあります。そんなとき高性能な調光レンズが役に立ちます。調光レンズは紫外線の量で周囲の明暗を判断し、レンズカラーを自動で調節するため、明るい場所でも暗い場所でも常にクリアな視界を確保できます。自転車競技では調光レンズを使ったスポーツサングラスが有効です。

4:ランニング

ランニング中は常時スタミナを消費しますから、スポーツサングラスによる紫外線疲労対策が効果的です。悪天候に見舞われることも考えて、ランニングの際は撥水・撥油コーティングが施されたスポーツサングラスを選びましょう。

5:釣り

日射しの強い日に釣りをするときは偏光レンズのスポーツサングラスを用意しましょう。偏光レンズはまぶしさやぎらつきなどの乱反射光をカットしてくれるため、水面に太陽光が反射しても水中の様子がよく見えます。

6:アウトドア・トレッキング・登山

アウトドアレジャーやトレッキングの場合は強い日射しや雨を想定し、高い紫外線カット性能と撥水・撥油コーティングを備えたスポーツサングラスを準備しておくといいでしょう。登山には紫外線カット性能の高い偏光レンズのスポーツサングラスが適しています。
 

スポーツサングラスを選ぶときはサイズに注意

ちんとしたサイズのものを選ばなければ、スポーツサングラスの性能は上手く発揮されません。装着したときにレンズが目元をしっかりと覆っているか確認しましょう。目元とレンズのあいだに隙間があると、そこから日光や紫外線が入り込んでしまいます。
また頬にレンズが強く触れていたり、こめかみにフレームが食い込んでいたりする場合はサイズが小さすぎます。ストレスを感じない、自然なフィット感の物を探しましょう。
 

レンズカラーの特性とは?

レンズカラーの特性とは?

レンズの色にはそれぞれ特性があります。クリア系は視界が裸眼とほとんど変わらないので、室内や夜間の使用に向いています。
グレー系は色調変化が少ないため、自然な色合いの視界が確保できます。イエロー系は可視透過率が高く視界が明るくなります。オレンジ系はまぶしさを感じさせるブルーライトをカットし、シャープな視界が得られます。
他にもいくつかのレンズカラーがあります。使用環境に適したレンズカラーを選びましょう。
 

スポーツサングラスを実感してみよう

スポーツをする際、スポーツサングラスは使用者をいろいろな面でサポートしてくれます。ファッション用のサングラスとは一線を画す性能を持っているので、競技やシーンごとに優れた効果を発揮してくれるでしょう。スポーツに興味のある方は自分に合ったスポーツサングラスを選び、その性能を実感してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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