メガネは一見単純な作りですが、いくつかの部品が組み合わさってできています。パーツがメガネのバランスや印象を左右することもあります。メガネサイズ表記の中で、「テンプル」という言葉を見かけたことのある方もいることでしょう。このテンプルも非常に重要なパーツですが、一体どこの部分を指しているのかご存知でしょうか。今回は、そんなテンプルについての知識や選び方についてご紹介いたします。
メガネサイズでの疑問を解決！『テンプル』って何のこと？
「テンプル」とは、丁番から先の耳に掛かる部分の名称です。ちなみに丁番とは、メガネのフロント部分とテンプルの付け根にあたる開閉部分を指します。テンプルとは英語で「こめかみ」という意味で、メガネ業界の中ではもっとも一般的な呼称です。
他にも、「ツル」や「腕」と呼ばれることもあります。テンプルは、メガネにおけるとても重要なパーツで、テンプルのデザインにかなり重点を置いているメガネなども多く存在します。また、メガネの掛け心地にも大きく関わってくる部分ですので、テンプル選びやテンプルの調整は、しっかりと行う必要があります。
テンプルの標準サイズが知りたい！
テンプル選びの際、どの程度のサイズを選べばちょうどいいのかわからないという方も多いでしょう。テンプルの長さや太さ、デザインはメガネの掛け心地や印象にも大きく影響する重要なポイントです。男性と女性によってもテンプルのサイズの標準は異なりますので、ここでは男女別にご紹介します。
男性のテンプルの標準サイズ
男性のテンプルの標準サイズは、約140～145mm程度です。テンプルの太さも、太めの方がより男性らしいイメージになります。太めのテンプルを選ぶことでたくましさやカジュアルな印象になり、小顔効果も期待できますので骨格が太めの男性には太めのテンプルがおすすめです。
女性のテンプルの標準サイズ
女性のテンプルの標準サイズは男性よりやや小さめの138～142mm程度です。女性にはテンプルが細めのメガネに人気が集まる傾向にあります。デザインもテンプル部分にこだわり美しい装飾がなされているものも多くあります。
自分に合ったテンプルの長さを知りたい！
テンプルはメガネが顔にフィットする感覚を調節できるように、ある程度余裕があるものが多いです。しかし、かける人によってはテンプルの長さが合わないメガネも存在します。そのため、メガネの購入後に出来上がったメガネを掛けてみたらテンプルが短かったという問題が起こる場合もあります。
テンプルが短いと耳の後ろが痛くなってしまったり、メガネが安定しなかったりしてしまうため、テンプルの長さも見落とすことなくよく確認してから購入するようにしましょう。平均的なテンプルの長さは138～145mm程度ですから、心配な場合は145mm前後の長めのものを購入することをおすすめいたします。
メガネのテンプルのサイズの違いで付け心地はどう違う？
テンプルはメガネの掛け心地を大きく左右する重要な部分です。先ほども述べたように、テンプルの長さが足りないとメガネが顔にフィットしづらくなるため、痛みの原因やメガネがずり落ちてしまう原因にもなります。また、鼻パッドの高さを調節したことによってテンプルの長さが短くなってしまったという場合もありますので、事前によく確認しましょう。
テンプルをしっかりフィッティングすると、テンプル全体が顔を包み込むようにメガネを支えてくれますので、鼻や耳の部分にかかる負担も少なくなり、違和感も極力軽減されます。メガネサイズが緩く、快適でない状態で過ごしてしまっている方は意外と多くいるようです。インターネット上などでメガネを購入した場合も、自身の顔に合わせたテンプルの調整が行われていない状態です。ぜひ近くのメガネ店でしっかりとテンプルの調整をしてもらってみてください。
まとめ
テンプルは一見目立たないように見えて、実はフレームやレンズにも劣らないくらい重要なパーツです。テンプルのデザイン選びやフィッティングまで、ぜひ丁寧に行うようにしてみてください。少しの変化だけでも驚くほどメガネでの生活が快適になるはずですよ。
