メガネとコンタクトを両方使う時の注意点は?| メガネスタイルマガジンOMG PRESS

メガネのメリット・デメリットを知ろう

メガネとコンタクトを両方使う時の注意点は?
コンタクトレンズはメガネとは異なり、顔の印象に影響を与えず、スポーツの際にもずれないので、視力矯正が必要な非常に多くの人達に使われています。しかし、利便性が高い反面、正しい使い方に注意が払われていないことも多いようです。そこで、コンタクトレンズの性質からメガネとの併用のコツまで、コンタクトレンズの基本について確認してみたいと思います。

 

目次

コンタクトレンズはなるべく外しておいたほうがよい?

コンタクトレンズはなるべく外しておいたほうがよい?
コンタクトレンズは角膜に直接かぶせて使用する視力矯正機器です。薬事法という法律では「高度管理医療機器」に分類 (薬事法第二条5項)される、正式な「医療機器」です。この「高度管理医療機器」とは、埋込み型心臓ペースメーカーと同じレベルの扱いが必要で、正しく使わないと人体や生命に重大な影響を与えるものと指摘されています。
ここで言う「重大な影響」とは、具体的には角膜に対しての悪影響のことです。角膜は網膜まで光を透過させるために、無色透明で血管がありません。通常、人間の細胞は血流によって酸素や栄養を補給しますが、角膜には血管がないので、外気や表面を流れる「涙」や眼球内部に満たされている「房水」から酸素と栄養を受け取っています。角膜の上に乗ったコンタクトレンズはこのような酸素と栄養の補給を阻害します。酸素透過性の高いレンズであっても、基本的には角膜に対してはよくないものという認識が必要です。

コンタクトレンズの標準的な推奨装用時間は約12時間(ソフトレンズの場合)と言われていますが、時間が経過すればするほど、レンズは乾燥し、角膜への酸素供給が滞りがちになります。なるべく早めにはずして、必要があればメガネで視力矯正を補うというのが、眼の健康を考えた基本的なコンタクトレンズの使い方と言えるでしょう。

 

メガネとコンタクトレンズの使い分けのヒント?

メガネとコンタクトレンズのメリット・デメリットを考えると、使い分けの際のヒントが見えてきます。メガネは目の健康状態に関わらず装着可能で、取り扱いも簡単、TPOに合わせてファッション・アイテムとして使い分けることが出来るのが利点です。ただし、モノとしてはコンタクトレンズよりも大きく、眼の周りを覆うという特性から、重い・汚れる・壊れる・失くす・レンズが曇るなどの問題があります。

コンタクトレンズは視野が広く、顔のイメージに影響せず、運動の際にずれたりしない点が主な長所です。その反面、医療機器としての正しい取扱が求められ、そうしないと角膜を痛めるリスクを持つ点などが短所です。
このような両者の長短を考慮しながら、自分のライフスタイルに合わせた、生活の場面ごとの使い分けを考えるとよいでしょう。いずれにせよ、コンタクトレンズの利用者であっても、メガネの併用は必須と考えてよいでしょう。角膜の健康を第一に考えた場合、帰宅したら早めにメガネに掛け替えたり、週末などはなるべくメガネで過ごしたりすることをおすすめします。

 

メガネとコンタクトレンズの度数は同じ?

メガネとコンタクトレンズの使い分けのヒント?
メガネは角膜からレンズまでに距離があり、そのレンズの種類や特性によって見え方が若干異なります。コンタクトレンズは角膜に直接乗っているので、そのような影響が少なくなります。つまり、視力補正・矯正の仕組みが全く異なっているので、両者の度数の間には基本的には等価関係はありません。
一般には、同じ視力矯正が必要な場合、コンタクトレンズよりメガネのほうが度数を強くする必要があります。度数換算表などを見ると、度数が低い場合では等価になりますが、高くなるにつれて違いが大きくなります。そのため、コンタクトレンズとメガネの両方を作る際には、商品保証書に記載の度数や店舗に設置されたレンズメーターで度数を確認し、両者の適切なバランスをチェックするようにしてください。

 

眼科での検診も忘れずに

メガネ販売店には視力検査機器が設置されていることも多く、簡易な検査を元にメガネを作ってもらえます。コンタクトレンズも同様です。
購入時に眼科に行く機会はあまりないかもしれません。ただし、メガネもコンタクトレンズも医療機器であることを思い出してください。現代生活では、日常的な情報収集の大部分は視力に頼っています。適切な視力を維持するためにも、定期的な検診の習慣を忘れないようにしたいものです。

 

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