サングラスで有名なRay-Ban(レイバン)といえば、Wayfarer(ウェイファーラー)モデル。「Wayfarer(ウェイファーラー)といえばRay-Ban(レイバン)」というくらいRay-Ban(レイバン)の中でも1、2を争う人気の商品モデルとなっています。
数多くの種類があるサングラスの中でも、とくに日本人などアジアの人々にも似合いやすいといわれているWayfarer(ウェイファーラー)。Ray-Ban(レイバン)シリーズの第3回目は、Wayfarer(ウェイファーラー)を深堀りしていきたいと思います。
Ray-Ban(レイバン) Wayfarer(ウェイファーラー)誕生の背景
冒頭で紹介したように、Ray-Ban(レイバン)の名前を聞くと、Wayfarer(ウェイファーラー)型を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。すっかり定番となっているWayfarer(ウェイファーラー)は、いったいどのような経緯で誕生したのでしょうか。まずはその経緯からご紹介します。
Wayfarer(ウェイファーラー)は、ロックンロールが世を席捲しはじめた、文化的ルネッサンス期とも呼ぶべき1950年代のアメリカで誕生しました。
Ray-Ban(レイバン)が持つ、米空軍にも認められた確かな技術力をベースに、Wayfarer(ウェイファーラー)は開発されました。デザインを担当したのは、ボシュロム社 レイ・スティグマン。彼の手によってクラシカルでシンプルなデザインが実現しました。
Wayfarer(ウェイファーラー)は発売してすぐに、新しく魅力的なファッションアイテムを探していた若者の間で爆発的な人気を獲得します。
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Wayfarer(ウェイファーラー)人気の秘密 – セレブたちに愛されたWayfarer(ウェイファーラー)
このような経緯で生まれた、Ray-Ban(レイバン)のWayfarer(ウェイファーラー)。その人気の秘密はなんなのでしょうか。
人気を博した一番の要因として考えられるのは、Wayfarer(ウェイファーラー)が当時のセレブ・ミュージシャンに愛されたことだと考えられます。
1950年代後半、ロックンロール・ムーブメントが起こるとロックミュージシャンらが「自由と個性」のシンボルとしてRay-Ban(レイバン)を使用し、爆発的人気になりました。それ以来、若者たちの定番アイテムとして各国に浸透。さらに、1980年代には主役たちを引き立てるためのアイテムとして、映画の中でも馴染みの存在となったのです。
マリリン・モンローやジェームズディーンを始めとして、映画「ブルースブラザーズ」のジョンベルーシ、ダン・エイクロイド、映画「マイアミバス」のドン・ジョンソン、映画「バットマン」のジャック・ニコルソン、トム・クルーズ、ビリー・ジョエルなど、数多くのセレブがRay-Ban(レイバン)のWayfarer(ウェイファーラー)を愛用しました。
Ray-Ban(レイバン)のWayfarer(ウェイファーラー)の種類
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Ray-Ban(レイバン)のWayfarer(ウェイファーラー)には、いくつかの種類が存在します。Wayfarer(ウェイファーラー)誕生の経緯とその人気の理由をご紹介した次は、Wayfarer(ウェイファーラー)の種類をご紹介します。
Wayfarer(ウェイファーラー)は以下の4つの種類に分けられます。
- ボシュロム社 欧米モデル
- FAR EAST ボシュロム社 アジアモデル
- RB2113 ルクソティカ社 欧米モデル
- RB2140 ルクソティカ社 現行モデル
Wayfarer(ウェイファーラー)ボシュロム社 欧米モデル
「ボシュロム社 欧米モデル」はオリジナルのモデルで、1952年の発売から1999年まで発売されていたモデル。
ボシュロム社とは、アメリカのレンズメーカーです。現在、Ray-Ban(レイバン)は、世界最大のアイウェアメーカーであるイタリアのルックスオティカ社のものとなっていますが、元々はボシュロム社築いたブランド。
Wayfarer(ウェイファーラー)FAR EAST ボシュロム社 アジアモデル
オリジナルのボシュロム社 欧米モデルと同じように1952年の発売から1999年まで発売されていたフレーム。こちらはアジア人向けのフレームとなっており、鼻パッドが少し高くなっています。
Wayfarer(ウェイファーラー)RB2113 ルクソティカ社 欧米モデル
画像引用元 (coolframes)
1999年に、Ray-Ban(レイバン)ブランドがルックスオティカ社(本社/伊ミラノ)の傘下となり、2004年にリムの天地が狭い「ニューウェイファーラー」がリリースされ、従来からの「ウェイファーラー」は生産中止となりました。
「ニューウェイファーラー」にはバネ蝶番がついており、フィッティングしやすいメガネフレームとなっています。
Wayfarer(ウェイファーラー)RB2140 ルクソティカ社 現行モデル
画像引用元 (GIFT TIMEウェブサイト)
2007年にRay-Ban(レイバン)ブランドが70周年という節目の年を迎え、再び「ウェイファーラー」が復活することになりました。
クラシックなデザインでありながら、50年以上愛されるそのデザイン。Wayfarer(ウェイファーラー)が主張する「自由と個性」は今も変わっていません。
上の写真はRay-ban(レイバン)のwayfarer(ウェイファーラー)の復刻モデル。
各Wayfarer(ウェイファーラー)の違い
4つのWayfarer(ウェイファーラー)のモデルを紹介しました。
各Wayfarer(ウェイファーラー)たちは、ボシュロム社がRay-Ban(レイバン)ブランドを保持していた時代と、ルクソティカ社がRay-Ban(レイバン)ブランドを保持し始めた時代で大きく異なっています。更には、欧米人向けのモデルとアジア人向けのモデルで若干異なります。
Wayfarer(ウェイファーラー)とNew Wayfarer(ニュー ウェイファーラー)の違いは、ニューウェイファーラーはフロントの傾斜を抑えてあることで鼻盛りをせず頬に当たらないようにできている点。New wayfarer(ニュー ウェイファーラー)の方が横長のスクエアぎみの緩やかなフォルムとなっており、日本人に掛けやすいモデルになっています。
次回は熱烈なファンからWayfarer(ウェイファーラー)の復刻を望まれたほどの過去のボシュロム社の提供するRay-Ban(レイバン)のオリジナルモデルの魅力について調べていく予定です。
Oh My Glassesでは今回ご紹介したWayfarer(ウェイファーラー)のモデル以外のRay-Ban(レイバン)商品も取り扱っています。Ray-Ban(レイバン)が気になった方は、ぜひ一度ご覧になってみてください!
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