Zoff(ゾフ)という単語を聞くと色々思い出す人もいるだろう。
ゾフというと、イタリアの元サッカー選手でゴールキーパーで、「氷のゴールキーパー」の異名を持つイタリアを代表する守護神のディノ・ゾフやイヴァン・コンスタンチノヴィチ・アイヴァゾフスキーというロシアの画家を頭に思い浮かべる人もいるだろう。
しかし、今日、この記事で紹介したいのはZoff(ゾフ)というブランドだ。
長い間高い価格が常識であったメガネに、始めてNoといったのがZoff(ゾフ)だ。
Zoff(ゾフ)とは
Zoff(ゾフ)は2001年にメガネの販売を開始。
画像引用元(Zoffウェブサイト)
レンズ込みの価格で5,250円、7,350円、9,450円の3つの価格のみの単純な設定とした。当時メガネの価格は数万円するのが当たり前であったが、それを打ち崩した。
Zoff(ゾフ)は業界の革命児だった。
何故、低価格のメガネを販売したのか?
Zoffの誕生はメガネの価格を疑うことから始まりました。
「フレームの素材はプラスティックか金属、レンズもプラスティック。構造的にも比較的シンプルなメガネがなぜこんなに高価なのか?」
メガネに対してそんな疑問を頂いた創業者の上野照博はアパレル業界で学んだSPA方式を導入することで、製造工程で発生する中間コストを取り除くことに成功。より多くの人々に高品質なメガネを、適正な価格で提供したいという思いのもと、Zoffが誕生しました。
Zoff(ゾフ)が生まれたのは、素朴な疑問からだった。
Zoff(ゾフ)という名前は、「限界まで安くする」という意味を込めて、アルファベットの最後の文字である「Z」と、「割引」などの低価格を意味する「off」を組み合わせて「Zoff」と命名された。
このZoff(ゾフ)が低価格でメガネを提供できたのはSPAだ。SPAとは自社で企画、製造、販売までを一括しておこなう業態をさす。
大量に生産し、中間マージンを排して、低価格のメガネを販売することを可能とした。
創業当初、品質に問題がおこっていたが、Zoff(ゾフ)は福井県鯖江市のフレーム生産のベテランの方を中国の工場に招聘。日本のもの作りの技術を伝承し、品質を改善させた。
ユニークな商品群
Zoff(ゾフ)は商品開発も力をいれていて、次々と素材や新しいコンセプトのメガネやサングラス、機能性メガネ等を打ち出している。
基本的なZoff(ゾフ)のラインナップは、ベーシック・ビジネス・カジュアル・トレンドの4つのライフスタイルを中心にシニア・キッズ・シーズン・スポーツを加えた8つのカテゴリーを設定されていて、バリエーションが豊富だ。
Zoff Smart
ゾフスマートは「わずか9.4g。で超タフ」というコピーにも現れているように、タフさを売りにしたメガネフレームだ。
コンセプトとしては「目指したのは 軽いだけじゃない、壊れないメガネ」だ。
航空・宇宙機の部品などに使われる特殊プラスチックULTEMを用いており、壊れない、軽いメガネフレームを開発したようだ。
詳細はこちら
Zoff Tough Lens
ユニークな製品の一つに「Zoff Tough Lens」というレンズがある。
2012年の4/28に発売され、話題となっている、
この「Zoff Tough Lens」は通常のレンズより11倍強度を有している
素材はポリカーボネートを使用。この素材はCDで使われる透明プラスチックで、 他にも飛行機のキャノピーや機動隊が使う盾などで使われている素材だ。
詳しく「Zoff Tough Lens」を知りたい方こちらで確認を。
Zoff PC
JINS等も出しているJINS PCと同様のラインをZoffも出している。
PCレンズが青色光(ブルーライト)を吸収し、目への負担を和らげてくれる。
Zoff PCを付けることで、腰痛や肩こりも解消できるとのこと。
カラータイプとクリアタイプを選ぶことが可能。好きなフレームに装着することができる。
Zoff側の情報によると、Super Lightという軽いフレームに付けるお客様が多いそう。
Zoff Athlete
「スポーツするなら、コンタクト。そんな常識を変えます」というコピーが目立つゾフアスリート。
スポーツ、運動をするとき用のメガネフレームだ。アジア人にジャストフィットしたカーブ、空気抵抗を抑えた流線型フォルム、空洞化により装用感を向上させたイヤーパッド、超軽量で環境に優しい植物由来のバイオ系新素材を使ったゾフ渾身の一作だ。
Zoff Athleteが生まれた背景は下記のようだ。
“ゾフ・アスリート”の開発の背景には、スポーツ用メガネが抱える3つの課題がありました。
1.スポーツ用のメガネには、手軽に購入できる価格・デザインのモノが少ない。
2.日本人の顔に合ったメガネが少ない。似合ってる人が少ない。
3.スポーツ(アウトドア)時に「目を守る」という意識が少ない。これらの3つの課題をゾフが解決したい!
ファッショナブルに目を守り、スポーツを楽しめるようなメガネを開発したい!
と真剣に考え、デザインディレクター 川崎和男氏 監修のもと、
日本人の男女それぞれの骨格・輪郭に合うように設計された “ゾフ・アスリート”を誕生させたのです。ファッショナブルでしかもお手頃価格の “ゾフ・アスリート”は、
ビギナー・プロフェッショナル問わず長く愛され続けています。
http://www.zoff.co.jp/sp//athlete2/
最後に
JINSに押され気味ではるが、TVCMや製品開発力で激しい競争をしている。今後の動向に注目したい。
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