素材にこだわったアイウェアブランド「ドゥアン」「スレンディー」を生み出す、三工光学のモノづくり

三工光学のメガネ

 

職人さん、メーカーの方をはじめ、鯖江でメガネ産業に従事する様々な方にインタビューをしていく企画。こちらでそのほかの記事をご覧いただけます。

今回ご紹介するのは、アイウェアブランド「ドゥアン」「スレンディー」を手がける三工光学の三輪さんです。

三工光学は、1923年から鯖江の地でメガネ作りを続けてきた老舗でありながら、主に素材の面で、業界初の取り組みなどを次々と実施してきた開拓者でもあります。そんな三工光学は、鯖江のメガネメーカーの中でもいち早くプライベートブランドを発表しており、ファンたちに根強い人気を誇っています。

 

DUN(ドゥアン)のラインナップを見る

 

素材に優れるメガネフレーム

 


ドゥアン DUN-2036-4

 

三工光学のプライベートブランド「ドゥアン」「スレンディー」は、どちらも「ファッションに左右されない、飽きの来ない定番型フレームにする」ことを大事に作られているメガネブランドです。

スレンディーは純国産の形状記憶合金フレーム。ドゥアンはチタン合金よりも高強度な素材GUMMETAL(ゴムメタル)を使用し、長時間かけていられる安心感、安全性の高い品質、そしてシンプルなデザインを追求しています。

ジュニア世代からシニア世代まで、老若男女問わずオススメのメガネです。

いちはやく自社ブランドに取り組む

三輪さん「三工光学では、OEMを主体とした事業から、自社ブランドの立ち上げをいち早くおこないました。材質をメインのコンセプトに掲げ、ドゥアンはゴムメタルを使用。ブランド名は、弾力性の弾にもかけて名付けています。

ゴムメタルは元々、TOYOTA中央研究所が、F1に参戦するさいサスペンション用に開発した材料です。この素材がメガネの業界も入ってきて、契約して取り扱うようになりました。当時は5社ほど契約しており、今では3社ほどになっています。

いちはやくプライベートブランドの立ち上げに取り組んできた三工光学は、OEM以外の自分たちが持つ技術を活かした製品開発を行うと同時に、「自分たちはこんな素材も扱うことができる」ということを、周りに示すことにもつながりました。

「素材を活かしたブランド」自体が、三工光学の強みを体現する存在となっているのではないでしょうか。

 


メガネフレームの素材にこだわり

 

ユーザーの掛け心地を追求

素材以外に三工光学がこだわっているのが、その掛け心地。長年培ってきた技術を活かし、メガネを掛ける人の負担ができるかぎり少ないデザインを追求しています。

三輪さん「通常、メタルのメガネフレームはメガネをかけていると、耳の後ろが痛くなってきます。ゴムメタルはしなやかなバネ製となっていて、ホールドするため、フィット感があって、痛くなりません。

その材料を使って、よりかけやすいフレームを目指してドゥアンを開発。掛け心地、フィット感に自信をもっているブランドです。」

 


素材によってしなやかさが異なる

 

上の画像は、三工光学が自社の素材の特徴を説明する際に用いてるもの。同じ強さで弾いたときに、揺れ続けるものが弾力があり、しなやかな素材であることを、実際に見てもらうことで素材の良さをわかりやすくしているんだとか。

三輪さん「長年、培ってきたメガネ製造のノウハウを活かして、掛け心地を追求しています。うちのメガネをかけた人には、自分のために作られたようなメガネだと思ってほしい。

それでいて、かっこよく見られるメガネ、持っていて満足できる細部にもこだわったシンプルなメガネ、デザイン面でも機能面でもこだわったメガネを、お客さんに届けていきたい、そう思っています。」

複数のブランド展開をしてわかったこと

三輪さん「スレンディー、ドゥアンと、複数のブランドを展開してきて、ブランドの展開がいかに難しいことがよくわかりましたね。これまでのブランドからわかったことは、ユーザーがかけてくれて、気に入ってくれて、リピーターになってくれて、さらにユーザーの周りへのクチコミで広がっていきます。

ブランド認知までに時間がかかりますが、認められるとユーザーから直接問い合わせがあったりもします。」

インターネットで説明不足部分を補う

 


三工光学、三輪さん

 

三輪さん「商品の説明をユーザーにきちんとしていきたいと思っています。卸や小売の人たちがどれくらいウチの商品を紹介できるかはわかりません。

ウチではサイトに商品のカタログを載せています。POPにもなるようなデザインでカタログを作っていて、スーパーに置いてあるお肉のような売り方をしていきたいと思っています。

これなら見てくれているエンドユーザーに、商品や素材の細かいところも伝えていくことができます。時間をかけて、こうした方法が定着していくと思っています。」

インターネットを使うことのメリットを感じ、対面では困難なことのフォローなどに利用されているそう。素材への取り組みや、自社ブランドへの取り組みなど、新しいことへの取り組みを積極的に行なっていることが発展の鍵なのかもしれません。

三輪さん自身、よく情報をチェックしていて、おもしろいものは見逃せないようにしているそうで、お話を伺っているとまるで発明家のようでした。モノづくりに携わる人たるもの、発明家のマインドが必要なのかもしれないですね。

メガネの製造技術を活かす

掛け心地についての追求をとことんしているため、頭に装着するものであれば良い物を作ることができるはず、とおっしゃっていました。実際、三工光学では、従来のメガネではなく「メガネ型Webカメラデバイス」の開発などにも携わっており、これまで培ってきた技術を活かしています。

OMG Pressでは以前、メガネに起こりうるパラダイムシフトについてお伝えしたことがありますが、三工光学はその領域を見据えている、そんな印象を受けたインタビューでした。

(インタビュー終わり)

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