メガネを店舗で購入すると、調整作業をやってもらえるのが普通です。これは無料の場合がほとんどですが、他店購入品も対応してもらえる場合があります。
このような調整とメガネのかけ心地との間にはどのような関係があるのでしょうか。
出来れば購入店で修理・調整を依頼しよう
メガネに限らず、商品の修理や調整は購入した店舗に持ち込むのが手間と時間を考えると合理的な選択と言えます。修理用パーツの在庫の豊富さ、修理担当技術者の熟練度など、取り扱いのない商品とは別格の対応が期待できます。
また、顧客サービスという点からも修理・調整という形でコミュニケーションを継続しておけば、新規購入に結びつく可能性もあります。そのため、一見客とは異なった対応をしてくれることは容易に想像がつきます。
修理・調整依頼時の料金体系について
修理や調整には必ず料金がかかるとは限りません。ある条件が満たされれば、無料になることもあります。ここで、有料・無料の違いについて考えてみましょう。
◆無料の場合は？
店内ですぐに修理・調整が完了できるものについては無料となることが多いようです。この点については、広告宣伝効果を狙って、他店購入品についても同じような無料扱いをする店舗もあります。
「他店で買ったメガネを持ち込んで無料で修理してもらえた」となれば、顧客の利益を第一に考える優良店というイメージが残り、新規購入の際の有力な誘因要素になるという考え方です。
◆有料の場合は？
有料になるのは、店内ですぐに処理できない場合です。フレームであれば、フレームメーカーや外部の修理業者に委託する必要があるときに有料となります。
また、店内対応が可能であっても、パーツの交換が必要な場合は、その料金（特殊な加工が必要ならその工賃も）が掛かります。
かけ心地に大きく影響するフィッティング
メガネが何となく合わないと感じるときに、よく話題に上るのが「度数」です。度数とは、メガネの機能を示す代表的な数値です。簡単に言えば、メガネレンズの「サイズ」のようなものですが、実はこれだけでメガネのかけ心地が決まるわけではありません。
メガネを掛ける人の身体的特徴に合わせて、調整する作業が重要な要素となります。これを「フィッティング」と呼びます。
この作業には、フレーム選びも含まれます。メガネフレームの構造は千差万別で、調整可能な部分はフレームによって異なる場合があります。そのため、掛ける人の顔とそのパーツの状態によっては、調整で対応できないフレームもあるのです。フィッティングを担当するフィッターはメガネの構造を熟知しており、その人にあったフレームを推薦してくれます。
経験のあるフィッターにお願いしよう
実際のフィッティングでは、フィッターは次のような調整を行います。代表的な調整項目は「テンプル（つる）のフィッティング」です。
フレームの「テンプル」と呼ばれる部分を顔や頭の形状に合わせていきます。側面に均一で適度な圧力があり、接触する部分には負担をかけない微妙な調整が求められます。
さらに、「反り角の調整」「目の位置決め」「クリングス（鼻パッド）のフィッティング」「頂点間距離（目とレンズの位置）の調整」「前傾角（傾斜角）の調整」「モダン（テンプル)フィッティング」などを行います。これらは熟練が要求される作業ですので、経験豊富なフィッターに調整してもらえるかどうかは、かけ心地に大きく影響します。
メガネのコストパフォーマンスとは？
チェーン展開するメガネ店が増えるにつれて価格競争が激しくなり、低価格化が進み、メガネが求めやすくなっています。メガネそのものの商品価格が安くなるのは消費者としては歓迎すべきことかもしれません。
しかし、メガネのかけ心地はフィッティングによって大きく左右されます。メガネによって視力補正が必要な人にとっては、体の一部になるわけですから、メガネそのものよりもフィッティングのほうが重視すべきポイントかもしれません。
また、今かけているメガネに何となく違和感がある場合は、フィッティングに問題があるのかもしれません。その場合は、早めに経験豊かなフィッターを探して調整してもらうことをおすすめします。
オーマイグラス東京の直営店でフィッティング
Oh My Glasses TOKYOでご購入頂いたメガネはもちろん、他店でお求めになられたメガネも状態を確認させていただきながら、お顔に合わせたフィッテングや、毎日のメガネのかけはずしによる緩みのお直し、クリーニングなど最適な調整を行っております。
