BRAND HUMAN STORY #004
最新素材と昔ながらの手法を融合

丹羽眼鏡工業株式会社 代表取締役 丹羽 雅彦 さん

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丹羽 雅彦

丹羽眼鏡工業株式会社 代表取締役
丹羽 雅彦さん
MASAHIKO NIWA

丹羽眼鏡工業株式会社
代表取締役

”職人”でもある父からメガネ作りを学んだという自身の名を冠した「丹羽 雅彦(MASAHIKO NIWA)」は、丁寧な工程による綺麗な仕上がりには固定のファンも多く、伝統の技を生かしつつ最新の素材を取り入れた逸品です。そんな職人の名を冠した丹羽さんに、技術やものづくりに対する思いを聞いてまいりました。

Oh My Glasses スタッフ羽地
聞き手
Oh My Glasses スタッフ羽地

受け継がれる伝統と技術

━━ メガネのお仕事にたずさわるようになったきっかけを教えてください。

もともと家業だというのが大きいですね。父や叔父がメガネ作りをやっていたので、小さい頃からメガネ屋になるものだと思っていました。大学終了後、父の会社で手が足りないということもあって、そのまま働き始めました。

歴史を感じるアンティークマシーンが並ぶ作業場

━━ 仕事内容とメガネ作りで大切にしていることは何ですか?

主にメタルやコンビ(メタルとプラの組み合わせ)フレームの製造です。 技術や技も大切ですが、メガネ作りは多くの工程があってたくさんの職人さんが分担し人の手が働いているので、各工程のことも考えながら次の職人さんが作業しやすいよう工夫しています。

丹羽 雅彦(MASAHIKO NIWA)のメガネフレームはこちらからチェック »

手作業だから成せる技。

━━ 人の手が働く(手作業)とは、具体的にはどのような工程ですか?

例えば「巻き」の工程は、メガネのリム(フレーム部分)の形を作ることで、レンズの形に合わせて専用の針金を巻きます。機械に比べてリムの寸法や巻き始めの位置が正確に行えるのでバラツキがほとんど無く、今でも一部分は手作業で行うこともありますよ。

「巻き」の工程で使用される型。

丹羽さんの手によって作られたリム。

すべての工程でほぼ人の手が働いています。

━━ 機械よりも手作業の方が正確だなんて驚きです。丹羽さんが作り手として、心がけていらっしゃることはなんでしょうか。

モノ作りに向き合う姿勢です。数をたくさん作っていても、お客様の手に届くのはそのうちの一本ですから、大事なもの、役に立つものを心がけて作っています。

丹羽さんの工房で印象的だった工具類。

一般に販売されているペンチ(ヤットコ)を、用途にあわせ自らカスタマイズして使用されています。お父様のつくられたものも含めて数十本あり、それぞれ使い分けていらっしゃるとのこと。丹羽さんの細部への追及を感じます。

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違いが伝わる価値あるモノを。

━━ 鯖江産(日本製)のメガネの魅力について教えてください。

海外生産の商品と見た目は変わらないと思うかもしれませんが、手に取ったときや実際にかけてみると違いが伝わると思います。大量生産のものとは違い、機能や性能も含め価値のあるものを長く付き合っていけるという魅力があります。

━━ ありがとうございます。最後にお客様へのメッセージをお願いします。

やはり鯖江産(日本製)のメガネの良さを知ってもらいたいです。メガネ以外の話でも言えることですが、日本製を愛用するということは)信頼できる店と付き合う、ということだと思います。

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丹羽 雅彦さんのつくる、
NIWA MASAHIKOのアイテム

NIWA MASAHIKO(丹羽 雅彦)

クラシックフレームの権威的職人、丹羽雅彦による最新素材と昔ながらの手法を融合したフレーム。眼鏡産地の中でも昔ながらの手づくり職人の多く残る「河和田地区」においてアンティークマシーンを使いこなし、一段上をゆくクラシックフレームを生み出しています。

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