処方箋を取得しましたが、度数の数値の見方がよく分かりません。

ご存知ですか?メガネレンズの購入には、メガネレンズ用の処方箋が必要です。処方箋は眼科医院によって記載方法が異なり、日本語や記号など表記されています。

用途の見分け方

遠用度数の場合、「遠用」もしくは「distance」 と記載されます。(日常的に使うメガネ)

近用度数の場合、「近用」もしくは「reading」 と記載されます。(老眼鏡に使うメガネ)

レンズ度数表記の見分け方

メガネレンズ注文の際必要※メガネマークの項目は、メガネレンズ注文の際、必須となる情報です。

           
見える距離
(度数)

メガネレンズ注文の際必要
■球面度数 SPH(Sphere)
「S」や「SPH」と表記されていることもあります。視力の矯正によって近視と遠視に分かれています。
近視だと矯正数値の前に「ー」「凹」が表記されます。
遠視だと矯正数値の前に「+」「凸」が表記されます。
用途が近用の場合でも「ー」「+」があります。度数単位は「D(ディオプトリー)」と表記されます。
見える角度 ■円柱度数 CYL(Cylinder)
「C」や「CYL」と表記されていることもあります。この数値で乱視の度合いがわかります。
数値の前に「-」「凹」、「+」「凸」がつき、数値が大きくなるほど度が強くなります。乱視の矯正が必要ない場合は記載されません。
度数単位は「D(ディオプトリー)」と表記されます。

■乱視軸 AXIS
「AX」や「円柱軸」と表記されることもあります。
必ず円柱度数とセットで表記されます。乱視の矯正が必要ない場合は記載されません。角度は、「0°〜180°」で記されます。
※乱視がある場合は、処方箋に記載されます。
瞳間距離
メガネレンズ注文の際必要
■瞳孔間距離 P.D.(Pupil Distance)
左右の瞳孔の距離。個人差はありますが、男性は64mm、女性は60mmが合算の平均値です。単位は「㎜」で左右別または合算で記されます。
※度が強い方や乱視の方はこの数値がズレると見えにくくなるため、初回の方はお店や眼科で測るのがおすすめです。
度数との差■加入度数 ADD
「遠くを見る為の度数(遠視)」、「近くを見る為の度数(近視)」との差を表す数値です。手元補正のプラス数値のことを指すので、+1.00などで表記されます。遠近両用レンズの作成の場合、入力が必要になります。