(Photo: IOFT公式サイト)
毎年10月に開催される、アジア最大級のメガネの展示会「IOFT」。それに併設するイベント、国内外のメガネメーカーが今秋冬発表するフレーム・サングラスの中から、デザイン・機能が最も優れる製品を表彰するデザインアワード「アイウェア・オブ・ザ・イヤー 2015」の受賞製品(5部門)が決定しました。
入賞した製品の中から各部門1点ずつ「グランプリ」が選ばれ、10月20日に発表・表彰されます。OMG Pressでは、シリーズで受賞製品をご紹介していきます。今回は【サングラス部門】と【機能・技術部門】です。
サングラス部門
“ファッション・スポーツ・ドライビングシーンなどで着用されるデザイン性・機能性に優れたサングラス・スポーツグラス”を選ぶ【サングラス部門】の受賞製品はこちら。
「USH by yuichi toyama ・ UF0-028-S Sean」 (株)アトリエサンク
(Photo: IOFT公式サイト)
【メンズ部門】でも選ばれている、「USH」が【サングラス部門】でも受賞しました!OMG Pressでは、以前にUSHの代表でありデザイナーの外山雄一氏にインタビューしています。(前篇)、(後編)。今や世界的人気を誇るブランドはいかにしてできたのか、ぜひご覧ください。
「DILLON ・ LUKE」 (株)フェイスオプティック
(Photo: IOFT公式サイト)
2010年に、【サングラス部門】グランプリを受賞した、DILLON(ディロン)のモデル名LUKE(ルーク)。
一目で他のサングラスとの違いがわかる偏光マットミラーレンズ(NIR)を使用。
特殊な反射光を持つコーティングをレンズにはさみ込むことで、ミラー効果がありながら反射を抑えたマットな見た目という正反対の特色を合わせ持つ。
さらに、ありとあらゆるコーティングをレンズに掛けることで、プラスチックでありながら光学ガラスの性能を再現させた高性能なサングラスレンズである。
今までになかった、まったく新しいサングラス―(中略)―2014年に新モデルが登場予定です。(DILLON公式サイト)
ということで、今回、新モデルも見事に受賞。”新しいサングラス”の快進撃が続くのでしょうか?注目です。
「BCPC(ベセペセ) ・ BS-046」 (株)ボストンクラブ
(Photo: IOFT公式サイト)
福井県鯖江市にある、BOSTON CLUB(ボストンクラブ)社のアイウェアブランドです。
ブランドネームであるベセペセ(BCPC)は”BOSTON CLUB Pleasure Colletcion”の略だそう。
楽しい、満足感、幸福感を含む喜びを意味する言葉、Pleasure(プレジャー)。
女性がPleasure(プレジャー)を感じる、可愛らしいメガネが揃うブランドです。(BCPC公式サイト)
「モードで楽しむ」をコンセプトにしているだけあって、遊び心溢れるBCPC(ベセペセ)のデザインは高く評価されており、【サングラス部門】では、3年連続受賞しています。女性にかけてほしいサングラスでもありますね!
機能・技術部門
”機能面・技術面で優れているフレーム・サングラス”を選ぶこの部門では、こちらの3製品が受賞。
「KRAA KRAA ・ ネスター」 INOCO
(Photo: IOFT公式サイト)
一目見て、その存在感に目が奪われるウッドフレーム。「KRAA KRAA」はフィンランドのアイウェアブランドです。木製のフレームやフィンランドでのハンドメイド、サステナビリティにこだわったものづくりは、他社と一線を画しています。
木製フレームに対して、どうしても耐久性や耐水性などの心配もありますが、それに対しても同社のホームページでは丁寧に回答しています(フィンランド語、英語、ロシア語のみ)。その高い技術で、見事、受賞製品に選ばれました。
「仙翠 ・ 市松模様」 (有) 松仙べっ甲製作所
(Photo: IOFT公式サイト)
明治20年に創業した、松仙べっ甲製作所。三代目の「仙翠」さんが作るメガネは、まさに匠の技が光るもの。今、トレンドのべっ甲ですが、その希少価値についてはOMG Pressでもお伝えしました。
江戸べっ甲技術を受け継ぎ、福井県鯖江でメガネ職人としての修行を積んだ仙翠さんの作り出すフレームは、
面と細線の融合。鼈甲象眼・螺鈿技法を得意とし、古式美に洋風感覚を組み合わせた独自の工芸感覚をもつ。(中略)菊花眼鏡の小さな空間をうまく利用して 遊びの心を表現しています。
伝統技術とモードが織りなす製品は、まさに【技術部門】にふさわしい受賞となりました。
「TENXION ・ TU-01」 Yun San Corporation
(Photo: IOFT公式サイト)
台湾の商社Yun San Corporationのアイウェア部門のブランド「TENXION」は、技術革新の結晶です。
快適、シンプルさと技術革新は常にTENXIONのブランドの精神だった。眼鏡のそのシリーズは、超極薄の0.5ミリベータチタンで作られています。人間工学に基づくデザインで、レンズ、フレーム、テンプルを融合しました。オールインワンU字形フレームは、レンズの交換も容易とのこと。
2013年には”TENXION TX-02″でグッドデザイン賞も受賞しました。快適さを追求するこのブランドの今後に期待が集まります。以上、2部門をご紹介しましたが、これからのアイウェア選びの参考になりましたか?気になるグランプリの発表は、10月20日 13時からです。