丸メガネに合う秋冬の着こなし、アウター、バッグ、ブーツの合わせ方

こんにちは、メンズファッションブロガーのMです。前回、前編後編の2回にわたり“丸メガネの魅力”について書かせていただきましたが、皆さん読んでいただけましたでしょうか?

ワタクシの方は前回の原稿を書き終えた後さらに丸メガネの魅力にハマり、丸メガネに合わせるための秋冬のアウターを買ってしまいました(笑)。そんなファッションブロガーらしいエピソードをイントロに、今回は“丸メガネに合う秋冬の着こなし”について、ご紹介していきたいと思います。

目次

アウターはクラシックなコートをスマートに着こなす

今回、丸メガネに合うアウターとして購入したのが写真のコート。正式名称は『チェスターフィールドコート(Chesterfield coat)』と言い、非常に格式の高いコートされています。

ワタクシが丸メガネに合うだろうとこのコートをチョイスした理由は、“クラシックであること”に尽きます。19世紀に英国のチェスターフィールド伯爵がはじめて着たのが名称の由来とされ、またヴィクトリア時代には男性の外套として流行したと言われるほど歴史は古く、その歴史と伝統に裏打ちされたクラシックな雰囲気こそが、丸メガネが持つ雰囲気に非常に合うのではないかと。

ただしクラシックなこのコートをフォーマルに着用したのでは単なる懐古趣味。ワタクシの場合は、コートというよりもロングジャケットとしてカジュアルに着用します。具体的には、シャツや薄手のニットの上にワンサイズ下のコートを直接羽織ることで、身体のラインをスッキリと見せることでコート特有のモッサリ感を極力排除、スマートに着こなすようにします。

さらに柄は無地ではなく、ゴールドと赤を基調としたタータンチェックという艶やかな柄をチョイス。このようにして、クラシカルなコートとメガネという組み合わせでも懐古趣味的なコスプレに陥らないようにしています。

コートとメガネのカラーに合わせたバッグをチョイス

お次はバッグ。こちらは前回もご紹介したダレスバッグ。コートとメガネのクラシックな雰囲気に非常にマッチした逸品です。

今回の着こなしにこのバッグを選んだ理由は“色合わせ”。メガネのフレームのデミ柄(べっ甲柄)と同系色のボディに、コートの基調色であるゴールドと同じ色の錠前。

写真を見ていただくとわかる通り、ガッチリとして非常に存在感のあるバッグですが、こうして小物やアウターと色を合わせると悪目立ちすることなく使うことが出来ますね。

真っ赤なチャッカブーツでスポーティーに仕上げる

着こなしの締めとなる足元には、写真の真っ赤なチャッカブーツ(Chukka boots)を選びました。

この色を選んだ理由はもうおわかりですね。そう。コートのもう一つの基調色である赤色を拾いこのカラーリングにしました。

問題はなぜゆえチャッカブーツであるか。

チャッカブーツとはご覧の通り、くるぶし丈で2~3組の紐穴(はと目)を持つブーツのことを指しますが、1920年代~1930年代に英国のポロ競技においてよく履かれたと言われる通り、オリジンは非常にスポーティーな靴という位置づけです。今回の着こなしにその“スポーティーさ”を取り込むことで、溌剌とした着こなしになるように敢えてこのブーツを選びました。

チェスターフィールドコートと丸メガネにダレスバッグという超クラシックな組み合わせに、これまたクラシックなストレートチップやプレーントゥなどの短靴を合わせると、徹頭徹尾クラシックになってしまいます。それはそれでもちろん悪くはないのですが、通勤時にさえスーツではなくジャケット+パンツという“カジュアル化”が進んでいる日本においては、やや唐突な着こなしになってしまうのは否めません。

こういった背景も考え、ここは敢えてスポーティーなチャッカブーツを合わせることで、全体の着こなしを軽やかに締めてみました。

ということで今回は、ウェアを中心に“丸メガネに合うアイテム”を紹介してみました。次回は「同じアウターでも合わせるメガネによって雰囲気が変わる」という事例をご紹介したいと思います。


M、メンズファッションブロガー。1965年生まれ。中古レコード店、新聞社、出版社、電機メーカー勤務などを経て45歳の時に独立。現在は月に3万5千人が訪れるブログ『Mのブツ欲日記』を運営。メガネ歴35年以上のベテランでもある。最近はブログ執筆の傍ら、株式会社三越 伊勢丹が運営する伊勢丹新宿店や、アマゾンジャパン株式会社が運営する通販サイトAmazon.co.jp とコラボレーションしてドレスシューズを製造販売するなど、ファッションアイテムの企画も手がけている。

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