メガネと一口にいっても、そのフレームに用いられる素材は様々。よく知られるのは「プラスチック」、「セルロイド」、「べっ甲」、「木材」、「竹」、「チタン」、「ステンレス」、「アルミニウム」といった素材です。
特徴的なものだと、貴重な天然素材で独特の質感で高級フレームの代表格である「バッファローホーン」、トヨタ自動車グループのシンクタンクである豊田中央研究所にて開発された新素材であるゴムメタルや、ic! Berlin（アイシーベルリン）が使っていることでも知られるゴムとプラスチックの中間の性質を併せもつ素材「エラストマー」など、多種多様な素材がメガネには使用されています。
今回紹介するのはちょっと意外な素材、「紙」をつかったおしゃれなメガネたちです。
「かみめがね」
「かみめがね」は「福永紙工ネットショップ かみぐ」で発見したプロダクト。かみの工作所ディレクターでもある三星安澄さんが、手がけた作品です。
三星さんはロゴのデザインからエディトリアル、パッケージ、サインデザイン、かみめがねなど、グラフィックを通じてデザイン活動を行っているそう。
「かみめがね」は、空いている小さな穴によってピントが合いやすくなる紙でできたメガネです。かみの工作所の最初期からあるプロダクトで、新たに素材である紙を汗や水に強い素材に変え、色々なパターンをリデザイン。
色展開は、レッド、ブラック、モノトーンのストライプと三角ドット、イエローとブルー、イエローとブルーさらにシルバーを合わせたものと、バリエーション豊か。一枚420円（税込）となっています。
PAPPUP
PAPPUPはベルリン生まれのペーパーアクセサリーブランド。
PAPPUPの誕生は、2010年、アーティスト志向の強かったCantemir Gheorghiuさんがファニーでオシャレな新しい何かを作ってみたいと思っていたところ、ベルリンのバーでバーテンダーとの談話の中で、ダンボールで眼鏡を作れたら面白いかもしれないというアイディアが浮かび、レンズ無しのシャープなデザインの眼鏡を試作したのがはじまりです。
こちらの画像のプロダクトがPAPPUPの原点とも言える「厚紙製めがね」。シンプルカラーが純粋にお洒落な「CLASSIC」、ステキなプリント柄を楽しめる「BASIC」、ファニーな気分になれる「MESH」、セクシー＆ミステリアスな「LACE」の4シリーズのラインナップが用意されています。価格は840円(税込)。掛けてみたい気持ちを刺激してくれるデザインですね。
本国のサイトを見てみると、最近では、UVカット機能のついたプロダクトまで発売している様子。PAPPUPは他にも紙でできたアクセサリーを発売しています。気になる方はチェックしてみてくださいね！
