（PHOTO:BURBERRY（バーバリー）公式サイト）
BURBERRY（バーバリー）といえばトレンチコートとバーバリー・チェックが代名詞のイギリス生まれの世界的なブランド。
コートに定評のあるブランドとしてスタートしたBURBERRY（バーバリー）。現在は服飾だけでなく、香水、靴、アクセサリー、アイウェアなど、トータルでファッションを提供しています。中にはもちろんアイウェアのラインも。
1856年からの伝統を大切にしながらも、常に人々にとっての流行を提供し続けているBURBERRY（バーバリー）。特に21世紀に入ってからのBURBERRY（バーバリー）の躍進ぶりには目を見張る物があります。今回はそれをご紹介したいと思います！
勝ち目の見えない「負け組」
現在のBURBERRY（バーバリー）CEO・アンジェラ・アーレンツ氏は、就任した2006年の社の状況を「フォーブス」インタビューのなかでこう語っています。
（PHOTO:BURBERRY（バーバリー）公式サイト）
「わたしが就任した当時、誰もわたしたちに注目していませんでした。会社は順調とは言えませんでした。…（略）…言ってみればわたしたちは勝ち目の見えない「負け組」だったわけです」
BURBERRY（バーバリー）といえば、各界の著名人がこぞって愛用している、押しも押されぬイギリスを代表する一大ブランドというイメージでしたが、2006年当時、CEO自ら「順調とは言えない」「負け組」という状況だったというのですから意外です。
そこでアーレンツは「他のブランドにはない「英国的である」ことにこだわる」「コート屋から始まったという自分達の原点を最大限に生かす」「1990年代以降生まれの若い世代をターゲットとして狙う」という方法を打ち出しました。
こうしてBURBERRY（バーバリー）は、自分達が持つ最大の強みと原点、それを最大限に生かした上で、どこのブランドも狙っていない若い世代へターゲットを向ける――という方法で、巻き返しを図っていくことになります。
（PHOTO:BURBERRY（バーバリー）公式サイト）
客との対話・BURBERRY（バーバリー）のデジタルプロジェクト
「BURBERRY（バーバリー）の原点はコート屋」と語るアーレンツは、自分達のブランドの庶民的な出自を逆手に取りました。つまり、「特別でなく、誰でも着ることができる素敵な服である」と。
ラグジュアリーなブランドでは、客が気後れしてしまうこともあるかと思いますが、BURBERRY（バーバリー）はオープンに客と対等にコミュニケーションできるというブランドイメージを新たに加え、Facebook、Twitter、YouTube、Googleなど、様々なインターネットツールで客とコミュニケーションをとっていきました。
現在、BURBERRY（バーバリー）のFacebok、Twitter、YouTube、Googleなどは、ラグジュアリーブランドの中では最多のフォロワー数を誇ると言われています。
その他にもランウェイショーの３Dライブ配信やオンラインショッピングを組み合わせた「ランウェイ・トゥー・リアリティ（Runway to Reality）」、ショーアイテムをオンラインオーダーできるストアイベントなど、消費者とファッションショーを結ぶプロジェクトを行ってきています。
BURBERRY（バーバリー）はもはやファッションブランドではなく、急成長するメディアとして独自のコンテンツを発信し続けています。また、BURBERRY（バーバリー）は、これまでにも英国の若手ミュージシャンと組んで数多くのプロジェクトを行う一方、音楽業界とのコラボレーションも積極的に行っています。
http://www.youtube.com/watch?v=agqu6XAjpIA&list=PL53FCE734F52B7B6C&index=1「バーバリー アコースティック」とは、CCO（チーフ・クリエイティブ・オフィサー）クリストファー・ベイリーがセレクトした若手ミュージシャンとコラボレーションした2010年に立ち上がったBURBERRY（バーバリー）の音楽プロジェクト。
BURBERRY（バーバリー）スタッフが撮影した彼らのパフォーマンスの模様をYouTubeやFacebookのファンサイト、BURBERRY（バーバリー）公式ホームページなどで定期的に配信、また、BURBERRY（バーバリー）が主催するイベントでもライブやDJパフォーマンスを披露し、BURBERRY（バーバリー）の新しい世界を表現しています。
1856年の創業以来の伝統や原点を忘れることなく、様々なデジタルプロジェクトで、ファッションや芸術を提供してくれるBURBERRY（バーバリー）。そんなBURBERRY（バーバリー）のアイウェアもOh My Glassesで取り扱っております。是非お探しになってみてはいかがでしょうか？
