Paul Smith(ポール・スミス)が映画のアイウェア面をサポート。ゲイリー・オールドマン主演「裏切りのサーカス」とは?

(PHOTO:Paul Smith Blog)

ファッションやアイウェア、アクセサリーや靴まで、様々なジャンルへ展開を広げるPaul Smith(ポール・スミス)。

ブランド名や創業者のスミス氏のことを知ってる人たちは少なくないかと思いますが、デザイナーであるスミス氏自身が、とあるイギリス映画のクリエイティブサポートへの参加をしていたことをご存じですか?

今回はは2012年4月に日本で公開されたゲイリー・オールドマン主演のスパイ映画、「裏切りのサーカス」をご紹介します!

目次

裏切りのサーカス・予告編

まずは映画の予告編をご覧ください。

<ストーリー>
時は東西冷戦下。イギリスとソ連の諜報機関、MI6(通称:サーカス)とKGBは水面下で様々な情報戦を繰り広げていた。

長年の作戦失敗や情報漏洩から、サーカスのリーダーであるコントロールは内部にKGBの二重スパイ「もぐら」がいることを確信。「もぐら」に関する情報源と接触するため、ジム・プリドーをハンガリーに送り込むも作戦は失敗。責任をとってコントロールと彼の右腕であったジョージ・スマイリーは引退を余儀なくされる。

退職後ほどなくコントロールは死去。ほぼ同時期に実働部隊であるスカルプハンター(通称:首狩人)のリッキー・ターの元に「もぐら」の情報を持つKGBのイリーナが現れる。恋仲になった二人はイリーナをイギリスに亡命させるためロンドンのサーカス本部に連絡するが、一日後にイリーナは何故かKGBに発見され連れ去られてしまう。

サーカス内部に「もぐら」がいることを思い知ったターはイギリスへ戻り、スマイリーに忠実であったため左遷されたターの上司ピーター・ギラムに報告。
事態を重く見たギラムは政府の情報機関監視役であるオリバー・レイコンに連絡。レイコンにより引退したスマイリーが「もぐら」探しを命じられることとなる――。
(引用元:Wikipedia)

映画製作参加のきっかけ

スミス氏はどのようにしてこの映画の製作に携わることになったのかといえば、この映画の監督である、トーマス・アルフレッドソン監督がストックホルムでの氏の講演を聴いたことがきっかけだそうです。

スミス氏と監督とのミーティングでは、1970年代のロンドンが舞台のこの映画に重要な雰囲気や色彩、さらにカメラマンとしての視点などのアイデアも提供したのだとか。

「トーマスからのブリーフィングはとても簡単なもので、私の考えを尊重してくれました。その後、台本を読み、映画を取り巻くムード、色、撮影方法などいろいろなことへ思いを巡らせました。

今までこのようなことは行なったことがなかったので、果たして自分が正しいことをしているのか全く分かりませんでした。しかし、トーマスが私のプレゼンテーションに満足してくれたことを非常にうれしく思います。
(引用元:Paul Smith Blog)

奇しくもスミス氏がPaul Smith(ポール・スミス)を立ち上げたのは、この映画の舞台と同じ1970年代のことでした。

ゲイリー・オールドマンとポール・スミスの友好関係

この映画の主演、スマイリー役のゲイリー・オールドマンとスミス氏の関係については、「LAで一番の顧客でもあり、大切な友人」だそうで、2012年2月に開催された英国アカデミー賞では、全身Paul Smith(ポール・スミス)の衣装に身を包んで出席したのだそうです。

「頭の先からつま先までポール・スミスを着用。とても光栄です!」と語るスミス氏。ゲイリーが会場に向かうホテルのエレベーターの中で自ら撮影したポートレートがこちらです!

(PHOTO:Paul Smith Blog)

1970年代のクラシカルな雰囲気をリアルに再現しているこの映画。スーツ、美術、小物など細部に渡ってのこだわりが見え、そのカッコよさに見惚れてしまいますが、中でもメガネが重要なモチーフになっています。

主演・スマイリー役のゲイリー・オールドマン自らがこだわりの物を自ら探したんだそう。この映画を観ているとスパイ達がかけている、渋いクラシックなメガネが欲しくなってしまうかもしれません。

映画を観終わって一息ついた後などに、クラシカルな雰囲気の中にモダンさが溢れるデザインが多いPaul Smith(ポール・スミス)のメガネを探してみるのも楽しいですよ!

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