女性たちの物語・miumiu(ミュウミュウ)のサングラス

2013 3/01

2012年11月2日 2013年3月1日

伊・ヴェネチアで開催された第69回ヴェネチア国際映画祭にて、「ミュウミュウ」によるショートフィルム「It’s Getting Late」が上映されました。

日本の代表的な女優である菊地凛子や、パトリシア・クラークソン、ジェマ・アータートン、そしてオーブリー・プラザといった世界を代表する女優たちが登場するこのフィルムは一体何を伝えているのか紹介しましょう。

「It’s Getting Late」とは

「It’s Getting Late」とは、miumiu(ミュウミュウ)が才能溢れる女性映画監督たちと共に制作した「女性たちの物語」の四番目の物語です。

ショートフィルムは一人の女性が40年代頃のフィルムを見るシーンから始まります。そして彼女は飽き飽きしたのか、テレビを切ります。そして場面が変わり、子供をお風呂に入れる女性が現れ、もう一人の女性はずっと化粧台に座っている。

どうってことない、ワンシーンですが、ごくごく日常的な生活のなかを映しだしたようなそのフィルムカットは、監督マッシーダジャディン氏の女性らしい視点が光ります。

菊地凛子を含む4人の女性はそれぞれが出かけるために、ドレスアップをしていきます。身支度が進むにつれてBGMのテンポも程よく上がっていくが、このテンポの高鳴りは、身支度の中でこれから訪れる夜に向けて心の高鳴りを巧く表しています。

女性はどこへ行くにしても、メイクアップをし、ドレスを選び、そして自分自身を行き先に合わせて演出します。ファッションは単なる「服装」ではありません。それはムードであり、何かに対してわくわくする気持ち、期待、姿勢、考え方にまで及びます。多くの場合、これらを操ることが身支度を整えるということであり、このショートフィルムではそれを表現しようとしています。

監督マッシーダジャディン氏がこう述べているように、このフィルムの中でmiumiu(ミュウミュウ)のサングラスコレクションは女性の身支度における重要な役割を果たしています。

では、実際にフィルムの中で菊地凛子が着用していた、miumiu(ミュウミュウ)のサングラス『MU11NSA』について紹介しましょう。