防ぐことができない!?「老眼」とは

最近、夕方になると気分転換とパソコンの冷却のためによく散歩に行くのですが、夏の夕方って風が吹くと気持ちいいですね。

ちょうど涼しい頃に犬の散歩をしている老人の方をよく見かけるのですが、今日は老人の方がよくかけている老眼メガネについて紹介します。

目次

知ってそうであまり知らない老眼って?

老眼とは、目が近くの物を見るときに水晶体の形を変えてピントの調節をするのですが、このピントを合わせる能力「調整力」が年齢とともに低下することを老眼といいます。

よく、最近なんだか手元が見えにくくなったなぁと、歳をとってから老眼を意識する方が多いのですが、実は老眼は誰でも子供の頃から進行しているのです。

早い人では30歳後半から老眼が始まり、程度の差はあれ、遠視・正視・近視も全ての方が避ける事ができない生理現象です。

老眼のメガネ

引用元(netshop.tsjiba.or.jp)

老眼用のメガネは、近視用のメガネとは反対に凸レンズを用いたものとなっています。

実は初期のメガネは凸レンズでできており、もっぱら老眼に使われていたのです。発明されたのは約13世紀頃とされているのですが、諸説あります。日本にメガネを持ち込んだのは宣教師フランシスコ・ザビエルと言われています。近視の方が使っている近視用のレンズは凹レンズで、こちらは16世紀ごろに発明されました。

最近の老眼メガネは凸レンズによってできていることがほとんどで、近くのものを見るのには便利ですが、遠くのものは見えにくくなります。

老眼の進行の抑制

老眼を防ぐことはできないの?と、よく耳にしますが、老眼は防ぐことができません。しかし、普段からの心がけで、老眼の進行を抑制することはできます。先ず、老眼は水晶体の弾力が失われることだということを理解しておくことが大事です。

次に、水晶体の弾力を失わないためにはどうしたらよいかが、ポイントになります。水晶体には毛様筋と呼ばれる筋肉が付いていて、遠くを見ているときは、この毛様筋が緩んだ状態であり、逆に近くを見ているときはこの毛様筋が縮んでいる状態になります。

ずっと近くのものを見ていると、毛様筋が縮んで水晶体が薄くなっている状態となり、目に多くの負担をかけます。そのため、目が疲労し、眼精疲労を引き起こしてしまうことがあり、老眼に拍車をかけてしまうのです。

目に負担をかけるパソコン作業

引用元(http://www.中学生新聞.com)

つまり、普段からパソコンや新聞や読書などで、近くのものばかり見ていると毛様筋と水晶体の関係から眼が老眼になりやすくなります。老眼の進行を抑えるためには近くのものを見続けることをなくし、目が疲労しないように心がけることが必要です。最近では、ブルーライトカットのレンズやb.u.i(ビュイ)レンズなど、眼の疲労を抑えるレンズが多く開発されているため、目の疲労を抑えることが比較的に容易になっています。

少しの心がけでも老眼の進行を抑えることができるので、是非試してください。また、歳を重ねると老眼のほかに白内障や緑内障などの目の病気を引き起こしやすくなります。白内障や緑内障は気づいた時にはかなり進行していることがありますので、定期的に検診に行く事もオススメします。

今日は知ってそうで、あまり知らない老眼についてお届けしました。

正しい知識と普段の心がけで、老眼の抑制を抑えましょう!

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