国内最高級メガネブランド、増永眼鏡の功績

こんにちは。

今回は、世界トップクラスの技術をもち、設立以来、互いの技術力を磨くために、ヨーロッパのギルド制のような帳場制と呼ばれる制度を導入し、

「当社は、良いメガネをつくるものとする。出来れば利益を得たいが、やむを得なければ損をしてもよい。しかし常に良いメガネをつくることを念願する」

を社是とする、最高級のメガネを作り続けてきたメガネメーカー、増永眼鏡をご紹介します。

引用元:増永眼鏡公式ウェブサイト

 

目次

増永眼鏡の歴史

増永眼鏡は、日露戦争終結直前の1905年(明治38年)6月、現在では国内のメガネの90%を生産する福井県に誕生しました。

それは、創立者の増永五左エ門が福井県に地場産業を創りたいという思いから生まれたものでした。

そして増永五左エ門は、技術投資と帳場制、さらに大阪や東京からメガネ職人を呼び寄せることで、ひとりでも多くの優秀なメガネ技術者を独立させることを主眼におき、メガネ生産にあたりました。

のちに「増永一期生」といわれる技術達のもとにメガネ製造グループを編成し、互いに切磋琢磨しながらメガネの品質向上に勤しみます。

その結果として、この「一期生」の技術者たちが、次々と福井県においてメガネ事業を起こし、次世代の人材を養成したのです。

1911年(明治44年)には福井県各地に13の工場がつくられ、同年、内国共産品博覧会で、はじめて有効一等賞金杯を受けました。

1933年(昭和8年)、昭和天皇が福井県に御幸された際にメガネを献上しており、1937年(昭和12年)には日本産業協会から産業貿易功労者として表彰を受けたのです。

その後、スイス、マレーシア、アメリカに支店を設立し、世界進出を果たします。

2000年(平成10年)には、世界的にも最も権威のあるデザイン賞のひとつであるドイツiF賞を受賞。

さらに同年、メガネ業界において最高の栄誉といわれる、フランス・シルモ展デザインコンペ(Silmo D'Or Award)のサングラス部門において、日本のメガネ会社として初のグランプリを獲得しました。

また、ポスター部門でも工業技術院長賞を受賞するなど、日本のみならず、世界でも認められているメガネブランドとなりました。

 

増永眼鏡メガネ

メガネ業界のリードオフマンであり続ける増永眼鏡は、現在、自社ブランドとして「G.M.S」、「THE MASUNAGA」、「TOKI」、「MASUNAGA」、「KOKI」などを展開。

ライセンスブランドとしては医学博士兼工業デザイナーである川崎和男氏が手掛けたブランドであり、元アメリカ副大統領候補ペイリン氏が愛用していることで話題になった「Kazuo Kawasaki」、子供用メガネとして「SNOOPY」などのメガネを製造・販売しています。

増永眼鏡は、オンリー・ワンのメガネを作ることにこだわり、妥協を許さない熟練した職人による卓越した技術と、科学が融合され、メガネをかけたときのかけ心地のよさ、ホールド感をキープする、最高品質のメガネを生み出し続けているのです。

また近年では、メガネという枠を飛び出して、超弾性素材を応用した医療用器具や通信機器部品などの開発・生産を行うなど、異業種への進出も積極的に取り組んでいます。

メガネをかけるうえで「ストレス」に感じる部分を徹底的にそぎ落とすため、もちうるすべての技術を結集しているのも特筆すべき点です。

単なる視力矯正器具としてだけでなく、ファッション性に優れ、且つ、かけ心地も良く、耐久性も高い、新しいメガネを創り出しているメガネメーカー、増永眼鏡

福井に地場産業をという想いで創始されたこのメガネ産業は、今や福井県が世界に誇る産業になっています。

有史における増永眼鏡の最大の功績は、ここにあるのです。

 

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