今年も、アジア最大級のメガネの展示会「IOFT」が開催される季節になりました。
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IOFTに合わせて、「アイウェア・オブ・ザ・イヤー2015」も発表されています。これは、国内外のメガネメーカーが今秋冬発表するフレーム・サングラスの中から、デザイン・機能に優れた製品を表彰するデザインアワード です。先日行われた審査会で、5 部門3製品ずつの受賞製品が決定しました。
今回も多くの製品がエントリーされ、そのどれもが個性溢れるデザイン・機能で、審査会では白熱した議論が繰り広げられたそうです。審査会の模様は、審査員のお一人、雑誌「MEN’S CLUB」の戸賀編集長のブログ「トガブロ。」でも紹介されています。
IOFTによると、受賞した作品は、”トレンド、技術力、デザイン、美しさ、色、形、新しさ、革新性など様々な角度から議論を重ね選ばれたアイウェア達”ということで、メガネ好きとしても期待が高まりますね。
そこで、OMG Pressでは受賞した作品を部門ごとにご紹介します。まずは、【メンズ部門】から。
メンズ部門
メンズ部門は、”ビジネスからオフまでシーンを問わず、身につける人の魅力を引き出す男性用フレーム”をコンセプトに以下の作品が選ばれました。
「USH by yuichi toyama / UF0-047 Tyler」 (株)アトリエサンク
(Photo: IOFT公式サイト)
ブランド名の「USH」とは、「UNDER SPIRITUAL HORN = 精神の内側に存在する角」という造語の頭文字をとったもの。内面に存在する『角=本質』の一部を象徴するアイウェアでありたいという思いからのネーミングだそうです。
他のブランドとのコラボレーションも多く、トレンドを引っ張るブランドとして常に注目が集まっています。代表でありデザイナーの外山雄一氏のブランドへの想いは、以前に行ったインタビュー#1、#2に詳しくありますので、ご参考にどうぞ。
「杉本圭 / KS-60」 杉本圭(株)
(Photo: IOFT公式サイト)
受賞モデルについて、
どこか懐かしい少しレトロなイメージをもつサーモントタイプです。イメージは60’sのおじさん風ですが完全にレトロだけに終わらないのが杉本圭の持ち味です。
智元からテンプルにかけてのメタルモチーフ使いはKS-49から続く一連のアイデンティティです。またカラーリングもフロントとバックサイドの色を変えるエキス使いを取り入れています。(col.4、col.5)(杉本圭公式サイト)
とブランドが語る通り、古くて新しいサーモントタイプ。
福井県福井市で、職人の持っている技術力を活かしたメガネ作りをしている「杉本圭」のアイウェアは、確かな技術に裏打ちされたエッジの効いた独創性のあるデザインに加え、掛け心地・見え方にもこだわりがあります。
2009年メンズ部門グランプリの他、2010年、2012年も受賞している実力派ブランドです。
「ターニング ステップ / TP-315」 (有)谷口眼鏡
(Photo: IOFT公式サイト)
福井県鯖江市で、半世紀以上、プラスチックフレームを作り続ける(有)谷口眼鏡が”豊富な色柄と美しい艶、そして温かみのある質感をいかにフレームに仕立てるか”をテーマにしたオリジナルブランド「TURNING(ターニング)」に、レンドと軽やかさ取り入れた新しいステップを踏み出すのにふさわしいシリーズ「TURNING Step(ターニング ステップ)」として誕生しました。
昨年の「アイウェア・オブ・イヤー2014」では、メタル・アセテートのコンビ枠、作りの美しさや色合い、軽いかけ心地などが高い評価を得て、メンズ部門グランプリを受賞。2012年にもグランプリを受賞し、今年もグランプリへの期待が高まっています。
以上、3製品をご紹介しましたが、気になる製品はありましたか?次回は【レディース部門】をご紹介します。注目のグランプリの発表は10月20日の13時からです。