2014年のトレンドは?イタリアで開催される世界最大のメガネの展示会「mido(ミド)2014」レポート

メガネ業界にとって最も権威ある国際展示会の1つである「mido 2014」が開催されました。メガネやサングラス、それに関わるレンズ、コンタクトなどメガネ製品が出展される展示会です。

OMG Pressでもスタッフが現地へと入り、その様子を取材してきました!mido(ミド)は世界最大の展示会だけあり、レンズや機器メーカーも入れると1000社以上が出店していました。

世界最大のメガネ販社である、ルックスオティカ(LUXOTICA)は巨大なレイバン(Ray-Ban)のオブジェを展示していたり、大手のサフィロ(Safilo)、Marchon、DE RIGO、MARCOLINなどはイタリアのブランドらしく派手なブースを構え、多くのお客でにぎわっていました。

日本には未上陸のブランド「MOLCLER」のメガネフレームとサングラスは、伝統のあるきちんとしたつくりをしながらも、存在感のあるものを見せていました。「ITALIA INDEPENDENT」は、カラフルな色のバリエーションが新鮮。

ドイツの老舗ブランド「ローデンストック(Rodenstock)」は日本にはないラインが展示されており、そのデザインやカラーは今までのイメージとは違う、斬新でありながらも合わせやすそうな眼鏡を発表していました。日本でのワールドオプチカルフェア-にも出店していましたがありませんでしたので日本発売はされないようです。

今が旬と感じさせるマイキータ(MIKITA)、アイシーベルリン(ic! Berlin)とあわせ、ドイツ勢ブランドはシャープで斬新なラインで人気を博していました。

アメリカの「GARRETT LEIGHT CALIFORNIA OPTICAL」や「MAUI JIM」は明るくポップなイメージで人気がありました。ALAIN MIKLI、「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」、「リンドバーグ(LINDBERG)」などが人気を博していました。

mido 2014では、全体的にトラディショナルな流れは引き継いでいるものの、色づかいによりポップな感じを演出していたり、テンプルにデザインしたプリントやカラーで違いをだしていたり、一部デコラティブなものが目立っていたりしていました。ややシャープでポップな流れと、形はオーソドックスでもカラーなどで遊んでいるものが多い印象でした。

目次

2014年のアイウェアトレンド

mido 公式からもレポートが発表されています。そこでは2014年のアイウェアのトレンドが紹介されています。

レポートで2014年のトレンドとして紹介されていたのは以下の10個。

BACK TO THE FUTURE
A HANDFUL OF COLORS AND LOTS OF GOOD TASTE FOR THE PREPPY STYLE
MAGPIE
TURTLE-TIME
MIRROR MIRROR ON THE WALL
TWO DROPS OF…
BLACK CODE
GREEN IMPACT
COLOR VICTIM
MASKED BALL

「BACK TO THE FUTURE 」はスマートグラスなど、未来を彷彿とさせるテクノロジーを活用したメガネたちのこと。「A HANDFUL OF COLORS AND LOTS OF GOOD TASTE FOR THE PREPPY STYLE」は1970年代にアメリカでヒットした潮流の再現。グレゴリー・ペックが「アラバマ物語」に出演した際にかけていたメガネにも触れられています。

「TWO DROPS OF… 」ではアビエイター型のメガネについて紹介されており、「BLACK CODE」では自分の道を歩む独立した女性には黒のサングラスやメガネが合うことなどが紹介されています。

「GREEN IMPACT」はアクセントカラーとして緑を用いることに関してだけではなく、生産におけるクレドとして環境への配慮が注目されるという意味での「グリーン」として紹介されていました。昨年パントンは「エメラルド」をテーマカラーに選んでいましたし、ソチ五輪ではオークリー(Oakley)のグリーンのゴーグルをつけている選手が注目されました。2014年もグリーンカラーには注目が集まりそうです。

時代とともにファッション要素が強くなり、最近ではテクノロジーの参入も進んできているアイウェア。2014年はさらにおもしろい年になりそうです!

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