未来では自分で目の状態チェックができるかも?目の診察が可能な医師用アプリ「Peek Vision」

目が不自由だったり、目の病気を患ったりして、日常生活で困難に直面している人たちは世界中に存在しています。日本ではそれほどないケースかもしれませんが、世界には都市部から遠く離れた場所に住んでいたり、経済的に貧しいために、医者に診察してもらうことが難しいことがあります。

こうした人たちの元に巡回で診察におもむく医者たちにとって、大きな手助けとなりそうな「Peek Vision」というアプリがあります。このアプリは、ロンドンに拠点を置く「School of Hygiene & Tropical Medicine」という研究グループ内にある、「International Centre for Eye Health」という機関のメンバーによって開発されたもの。

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目の診断を可能にするアプリ

「Peek Vision」はスマートフォンを医療の現場に活用しようというものです。スマートフォンのカメラやフラッシュ、ディスプレイを用いて、患者の目、目の反応状況をチェックし、色の識別や、遠距離および近距離における視野、視力などをテストできるほか、白内障などの目の病気の発見にもつながるという優れものです。

アプリを使って診断したこれらの患者の位置情報は「Peek Vision」のデータサーバーに送られます。位置情報はデータベースで管理され、遠く離れた患者の位置を記録するデータベースとしても機能します。広域に点在する患者の情報を一元管理し、その後の経過を把握する手助けをしてくれるため、医師にかかる労力を下げてくれます。

アプリという形態であればスマートフォン以外の専用の機器は不要となります。人々の目の健康をケアすることが現在よりも容易になり、コストも下げることが可能になりそうですね。

目の診断が自分でできるようになるかも?

このアプリが進化した状態を想像すると、もしかしたら目の診断は自分である程度可能になるかもしれません。自分の視力をはじめ、自らの目に関することは眼科で診てもらわないとわからないことばかりでした。

スマホとアプリを使って自分で簡単なチェックが可能になれば、こうした状況も少しは変わってくるかもしれません。テクノロジーによるこうした変化が、メガネなど目に関係する領域にどのような影響を与えうるのか。考えてみても面白いかもしれません。

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