(Photo: Some rights reserved by Erwin Winkelman STREET photography)
サングラスの似合う人は男女問わずカッコいいもの。ハリウッドスターや芸能人がその象徴かもしれません。ただ、サングラスは”有名人だけが掛けるもの”というわけではなく、サングラスは誰でも身に付けることができるもの。せっかくならサングラスを身につけてお洒落を楽しみたいですよね!
ここで大事なことは、サングラスを掛けるのなら、"自分に似合う”サングラスを選ぶことです。真似をして掛けても、人が違うのですから似合うかどうかは別問題です。
自分に似合うサングラスの選び方を知っておくと、メガネスタイルの幅に磨きがかかるでしょう。そしてもう一つ欲張るならば似合うかどうかのファッション性とは別に、サングラスとしての機能も考えながら選ぶと良いです。
そこで今回はサングラスの選ぶポイントをご紹介します。サングラスの選び方の大きくポイントは6つに分かれます。
1.フレームの形
人が違えば、それぞれ顔の輪郭も違います。輪郭と相性のよいフレームを選びましょう。ここでは「卵顔」「丸顔」「四角顔」「逆三角形顔」「面長」と輪郭を分別し、フレームを確認していきます。
■オーバル
ナチュラルで柔らかい印象がある楕円形・卵型の太めのフレームは「卵顔・四角顔」の方に向いています。丸顔の方は少し避けたいです。
■バラフライ
顔の大部分を覆い隠してくれるので、小顔に見せる効果のあるフレーム。逆三角顔、面長な方に向いています。四角顔の方は避けたいです。
■スクエア
角あるシャープなため顔を引き締める効果があるフレーム。また目と目が少し離れている方の個性アピールにも有効です。逆三角顔、丸顔の方に向いています。面長の方は避けたいです。
■ティアドロップ
大きめのレンズのため顔の表情を隠し、ニヒルでセクシーな印象を与えやすいフレーム。面長の方に向いています。逆三角顔、四角顔の方は避けたいです。
また輪郭とは別に「顔からはみ出ないようにする」「眉とフレームのラインを揃える」など細かいポイントも要チェックです!
2.フレームの太さ
また顔の輪郭とは別に、顔の大きさが関わってくるのがフレームの太さです。小顔の方は細めで華奢なフレームを、ふっくらとした顔はは太めのフレームを選ぶとベターです。ほっそりとした顔に見せたい方は太いフレームが向いています。
3.レンズカラー
サングラスの色は、肌の色とのバランスが大事です。基本的には、黄みが強い方は黄色オレンジ/ブラウン、赤みが強い方はグレー/ブルーが相性が良いとされています。
肌に合わない色を選ぶと、不健康に見えたりすることも…服装と肌の色のバランスを気にすると良いです。印象の与え方に大きく左右するので要チェックです!
■ブラック系
ふっくらしている顔を引き締めて見せる効果がダーク色にはあります。またアウトドアのスポーツやドライブなど、日差しの強い場所やシーンには濃い目の色は適しています。
■ブラウン系
落ち着きのあるシックな印象を与えます。日本人の肌に最も馴染みやすく、コーディネートしやすい色でもあります。。青色の光をカットすることでコントラスト効果が高まり、遠景が見えやすくなります。
■グレー系
都会的でスタイリッシュな印象を与えます。グレーは、眩しさを最も低減できる色みで、ブラウンに続きに日本人の顔に馴染み易い色とも言われています。
■ブルー系
涼しげかつクールな印象を与えてくれます。男性であれば、夏の日焼けした褐色肌にも馴染みやいです。
■ イエロー系、ベージュ系
ナチュラルで優しい印象を与えるカラー。曇りの日や日差しが弱く、薄暗い場所では、サングラスを掛けた状態だと見えづらいときがある。イエロー系やベージュ系は、強い日差しがなくても物がちゃんと見えやすい。
■パープル
ハイソで神秘的な印象を与えます。肌の赤み防止や、くすみのカバー効果も期待できる点。視界を明るくし、華奢なイメージを好むのであればこの色。
4.ファッション or スポーツ?
結構大事です。街中を歩くのか、リゾート地を歩くか、同じファッションを意識しても分かれてきます。スポーツにおいては運動する際のフィット感、視界の見え方など選ぶポイントが変わってきます。例えば、先ほど上げたスクエア型でも、スポーツ向きになってくると仕様が違うのが一目で分かります。
5.レンズの種類
ファッション性を考えるのあればデザインは大事なのですが、サングラスとしての機能も忘れてはいけません。そこで偏光レンズをオススメします。偏光レンズの最高峰とも呼ばれるオークリーは有名です。
紫外線と乱反射(照り返しやガラスの反射)を共にカットしてくれます。紫外線だけであれば通常のサングラスでも遮断できるのですが、乱反射は偏光フィルムでなければ遮断できません。自然光だけをしっかりと通してくれるので目にも優しいです。
「眩しくない、見えやすい、疲れにくい」の三拍子が整うのが偏光レンズです。ちなみにレンズの色の濃さと紫外線のカット率については基本的に関係ないので注意しましょう。
6.フレーム素材
フレームの素材にもこだわり抜いてもいいでしょう。過去の記事でも紹介しましたが、フロント部分は「メタル」と「プラスティック」の二つに分かれますし、テンプルであればその二つに加え「木」「竹」の素材もあります。「18金」、亀の甲羅を使用した「鼈甲」、水牛の角を使用した「バッファローフォーン」など高級素材で作られるフレームもあります。
着け心地、人によってはアレルギーも関係してくるので、ファッション性とフィッティング感を気を付けて選びんでみると良いです。細かいところで言えば、サングラスもメガネも同じなのですが、「鼻パッドの有無」も分かれるので軽くチェックしてみましょう。
さいごに…改めてポイントをまとめますと、
・顔の輪郭→フレームの形
・顔の大きさ→フレームの太さ
・肌の色、服装→レンズカラー
・どんな場面で掛けるか→フレームのつくり(紫外線の入り方が違う)
・視界をグレードアップする→偏光レンズ
・着け心地とディテールにこだわる→フレーム素材
とファッション・機能性の二つの面でポイントが分かれます。どちらかだけを取るのも良いですが、どうせならオシャレと一緒に機能性を欲張ってしまいましょう。こだわっていきましょう!
(Photo:Some rights reserved by Eva Rinaldi Celebrity and Live Music Photographer)
最後に、基本的ではありますが、そのサングラス自体がカッコ良くても、それを身につけた自分に似合ってないともったいないです。似合うサングラス+機能性を考えたとき、列挙したポイントを思い浮かべてみてください。あとは自分で掛けてみて、鏡の前の見栄えと着け心地をひたすら試してみましょう。
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