BURBERRY(バーバリー)のチーフ・クリエイティブ・オフィサー、クリストファー・ベイリーとは?

(PHOTO:BURBERRY(バーバリー)公式サイト)

BURBERRY(バーバリー)といえば、1856年以来、歴史を重ねてきた伝統あるファッションブランド。服飾、アクセサリー、靴、アイウェアなどファッション全般だけでなく、最近は音楽やマルチメディアとのコラボレーションも積極的に行っています。

伝統あるブランドでありながら、時代の最先端技術も柔軟に取り入れていくBURBERRY(バーバリー)の姿勢は素晴らしいものがありますね。

特に2001年にこの人をクリエイティブ・ディレクターに迎えてから、BURBERRY(バーバリー)の躍進ぶりをご存知でしょうか?現在はBURBERRY(バーバリー)のCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)である、クリストファー・ベイリーをご紹介します!

目次

ダナ・キャラン、GUCCI(グッチ)からのスカウト

クリストファー・ベイリーは1971年、イギリス・西ヨークシャー生まれ。父は大工、母はマークス&スペンサーのビジュアルデザイナーという共にクリエイティブな両親を持つベイリーは、1990年、ウエストミンスター大学卒業後、イギリスの名門ロイヤル・カレッジ・オブ・アートへ進みます。

ロイヤルカレッジ在学中の彼の課題を見たダナ・キャランは、「卒業後にニューヨークへ来て欲しい」とベイリーをスカウトします。こうして1994年、ベイリーはニューヨークのダナのアトリエでデザイナーとしてのキャリアをスタートさせたのでした。

更に1996年、GUCCI(グッチ)のトム・フォードからもスカウトを受けたベイリーは、GUCCI(グッチ)のレディスウェア部門のデザイナーに抜擢、そこで約5年間デザインをすることになります。

(PHOTO:BURBERRY facebook)

ダナ・キャランからGUCCI(グッチ)時代を振り返ってベイリーは、

「自分自身をいつもナンバー2だと見なしていて、ナンバー1だと思ったことはないし、切望したわけでもない」
(引用元:VOGUEインタビュー

と語っています。彼の人柄がこの言葉から出ていますね!

実際、ベイリーを知る人は「才能のある、謙虚な人柄」と称する事が多いのだそうです。

伝統とモダンの融合。BURBERRY(バーバリー)の若返り

2001年5月、BURBERRY(バーバリー)のクリエイティブ・ディレクターに抜擢されたベイリーは、コレクションライン「BURBERRY PRORSUM(バーバリー・プローサム )」を手掛け、ブランドの定番であるチェックをコレクションラインから一掃、BURBERRY(バーバリー)というブランドに新しいイメージを吹き込みます。

トレンチコートなどBURBERRY(バーバリー)の歴史が持つ伝統を重要視しつつ、よりモダンな形へ。彼の、実用的なデザインやクオリティ、ディテールに拘るスタイルは賞賛を受けるようになり、それはBURBERRY(バーバリー)というブランドの若返りに繋がっていくことになっていきます。

(PHOTO:BURBERRY(バーバリー)公式サイト)

「BURBERRY(バーバリー)は過去を消すことなく、大きな飛躍を果たしてきました。今日、私たちは、その歴史、理念、そして英国的な特徴を基盤に、新しいタイプの現代性を表現しています」

2009年11月には、ベイリーのために新しく設けられたチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)に就任。全てのBURBERRY(バーバリー)のコレクションやキャンペーン、企業イメージのディレクション、建築、ウェブサイトなどのマルチメディアまで、BURBERRY(バーバリー)のブランドイメージを統括する立場に就くことになり、今や最も影響力のあるデザイナーの一人と言われています。

今の時代の心地良さをしっかりと表現しながら、昔からの伝統を忘れることはないという姿勢が、BURBERRY(バーバリー)の躍進に繋がっているのでしょうね。

BURBERRY(バーバリー)のアイウェアもスタイリッシュな形でありながら、シンプルで実用的なデザインを追求しています。ぜひ、彼のクリエイティビティが具現化されたアイウェアをぜひ、お手に取ってみてはいかがでしょうか?

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